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【VTJ08】佐藤将光と対戦、ダイキライトイヤー<02>「1ミリたりとも負ける気はない」

daiki-lightyear【写真】ダイキライトイヤーといえば一本勝ちのイメージが強いが、意外にも「寝技は得意じゃない」という言葉が訊かれた(C)MMAPLANET

19日(月・祝)に浦安市の舞浜アンフィシアターで開催されるVTJ8thで佐藤将光と対戦するダイキライトイヤー・インタビュー後編。

首都圏でのVTJ出場を飛躍の場としたいダイキのMMA観、そして格闘技観を交えつつ、佐藤戦への意気込みを改めて尋ねた。

<ダイキライトイヤー・インタビューPart.01はコチラから>


――言える範囲で構いませんが、どのような戦い方で佐藤選手を攻略しようと思っていますか。

「何かポーンと入って…というのを出来れば狙って行きたいですけど、まあ現実的には難しいですよね(苦笑)。ただ本当に今はいい練習が出来ていて、対策も練っているんで試合でそれをぶつけたいです」

――ダイキ選手にとってはターニングポイントになり得る一戦ですが、このチャンスにかける想いをお願いします。

「もの凄い大チャンスやと思っているんで、ここを取るのと取らへんのでは、今後がだいぶ変わるやろなって思ってますね。でも僕は1ミリたりとも負ける気はないんで、試合が終わった時には『おっ! ダイキやりよった!!』って感じで、会場がざわつくと思います」

――ダイキ選手は勝った試合のほとんどが一本勝ちですが、サブミットする力には自信がありますか。(※4勝のうち3つが一本勝ち)

「いや。実はあんまり寝技が得意というわけじゃないんですよね(笑)。でもたまたま試合になったら一本取れたみたいな感じです」

――そうだったのですか!! もともとMMAを始める前は何か格闘技をされていたのですか。

「格闘技はやってないですね。小・中と野球をやっていたくらいです」

――では格闘技に興味を持つきっかけは何だったのですか。

「弟です。弟が柔道をやっとって、それがかっこいいなと思って。弟が自分も格闘技をやろうと思ったきっかけになってくれました」

――なるほど。ちなみに弟さんは柔道でも強豪選手だったのですか。

「高校では兵庫県チャンピオンで、大学は岡山県チャンピオンになっています。で、弟が高校生の時に柔道で活躍する姿を見て、何か自分も打ち込むものが欲しいなと思って、格闘技をやろうと思いました。修斗ジム神戸に入ったのは19歳くらいの時ですね」

――当時からプロ志望だったのですか。

「いえ、入って1年くらいは(アマチュアで)試合をすることも考えてなくて、ただ格闘技ジムに通っているだけのイチ会員やったんです。それである日『アマチュア修斗に出てみないか?』と誘われて、試しに出てみたら負けてしまって。

その負けがむちゃくちゃ悔しくて、それで格闘技に本気になった……んじゃないかなと思います(笑)」

――ダイキ選手はキャリア8戦で、今年で28歳。プロでやっているからには格闘技で一花咲かせたいという気持ちを当然のように持っていると思われますが。

「はい。僕は仕事をしながら格闘技をやっていて、格闘技一本で生活している選手からすれば笑われるかもしれませんが、修斗のチャンピオンを目指して頑張っています」

――それが今の格闘技界の一つのあるべき姿でもあると思います。そして今回の試合はダイキ選手の周りも含めてたくさんの人が期待している一戦だと思います。改めてどのような試合を皆に見せたいですか。

「神戸から千葉まで応援に来てくれる人たちもおるし。『頑張ってくれよ』とか『ここが勝負やな』って言ってもらえるので、そういった声で僕も気合いが入っています。

下馬評では僕が不利と見られているかもしれませんが、さっきも言いましたけどホンマに僕は負ける気は1ミリもないんで。最後は自分が笑っていたいと思います。ここで佐藤選手に勝って、どんどん修斗のランキングを上げて、というのを目指して頑張りたいと思います」

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