【RIZIN51】サトシへの挑戦者は野村駿太 OUTで、堀江圭功 IN。19日に「フライ級GP 2ndラウンド総選挙」
【写真】野村駿太、パトリッキー超えの代償は少なくなかったか(C)TAKUMI NAKAMURA
1日(金)、9月28日(日)に名古屋市のIGアリーナで開催されるRIIN51の追加カード発表の記者会見が行われた。そして超RIZIN04のリング上で両者が対峙し、実現が確実と見られていたRIZINライト級選手権試合=ホベルト・サトシ・ソウザ×野村駿太戦だったが、後者がドクターストップで欠場し堀江圭功がチャレンジャーになることが明らかとなった。
Text by Manabu Takashima
榊原信行代表が「超RIZINから5日、RIZIN10周年ということで立ち止まるどころか、前に進むスピードを上げて大晦日まで駆け抜けたいと思います」という冒頭の挨拶を行うと、ホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功、金田一孝介、矢地祐介、佐藤将光、梅野源治、芦澤竜誠、高木凌、三宅輝砂、冨澤大智、芳賀ビラル海がステージに登場した。
ヘビー級(※100キロ)金田一孝介×チャートゥー・バンビロール、ライト級=矢地祐介×芳賀ビラル海、ヘビー級GP決勝戦(※120キロ)=マレク・サモチェク×アエクサンダー・ソルダトキン、そしてライト級のノンタイトル戦としてホベルト・サトシ・ソウザ×堀江圭功の4試合が発表され、出場選手の意気込みを語った。
会見出席選手の抱負は以下の通りだ。
金田一孝介
「もともとパンクラスで戦っていて、今ブレイキングダウンに出ていたんですけど22年前にPRIDEを見て格闘技を始めました。RIZINから呼んでいただけるまで、なかなかそういった発言をしてこなかったんですけど。やっと夢が叶ったと思っています。22年前からこういう場に立つことを想像し、日々仕事をしている時もその場を想像して仕事をしてきました。その22年間を全部、ぶつけたいと思います」
冨澤大智
「こうやってRIZINに継続参戦できることが凄く嬉しいです。5月にアーセン選手に負けちゃって今回9月に出場させてもらうんですけど、7月の超RIZINで凄く刺激を貰って。こうやって名古屋のRIZINで凄い選手いっぱいいるんですけど、名古屋の大会が終わったあとに『やっぱ冨澤大智の試合が一番面白かったな』って言ってもらえるようにメチャクチャ面白い喧嘩がしたいと思います」
佐藤将光
「今回、サバテロっていう凄く強い選手を用意してもらえて。彼はATTという米国のトップチーム、プロ集団で最先端を行くチームでやっていてBellatorでもタイトル戦まで行った凄く強い選手を呼んでもらえて、僕は光栄というか――そういう相手と戦いたくてずっとやってきたので。う~ん、キム・スーチョルに続いてですけど、世界の強豪とここで戦えるのが凄い楽しみで。う~ん、なんだろう。日本の小さいジムで自分達で創ってきたMMAをそういう相手にめいっぱいぶつけて、結果的に勝って。また笑ってご飯を食べに行けたら良いなぁという感じですかね。ハイ」
芳賀ビラル海
「Grachan第5代チャンピオンをしています。今回は矢地祐介選手とRIZIN初参戦で試合をさせていただけるということで、とても楽しみにしていました。地元が豊橋なんですけど、名古屋から1時間ぐらい――近いところなので、仲間たちと最高に盛り上がる試合をしてぶち上げられたらなと思っています」
矢地祐介
「年末以来からの久々の参戦なんですけど、ええと、僕も最終章に多分さしかかっているというか、最終章というか。そういう局面なので、まぁなんか一回色々忘れて楽しく試合をして。激しい試合を2人で創り上げていけたらなと思っています。ホント、対戦相手の芳賀選手はRIZINデビュー戦ということなんですけど、僕もデビュー戦の気持ちで、気持ちを新たに戦いたいと思っています」
三宅輝砂
「地元でしかもナンバーシリーズで試合をさせてもらうことは凄くありがたいので。イイもん見せるので、応援してください」
高木凌
「まぁ本当に前回負けて、色々練習環境から変えてメチャクチャ強いなっているので。その姿を見に来てください。相手は自分とやりたいとSNSでちょくちょく言っていたの知っていたし、そういう相手の想いを全部真正面から受け止めて捻り潰したいと思っているので皆さん、見といてください」
芦澤竜誠
「皆さん、こんちわ。芦澤でーす。梅野選手、イージーファイトといっちゃイージーファイトなんですけど。弱い選手じゃないんで。でも、RIZINになんか上手くオモチャにされていると思うんで。で、本人もヘラヘラしているし。だから今回、普通に終わらせてやろうと思います」
梅野源治
「この間の超RIZINの時も言いましたけど、僕も含め芦澤選手も遊びでMMAをやっているわけじゃないんで。しっかりと創り上げて当日は、このなかで一番盛り上がる試合を芦澤選手と創り上げられたら良いなと思うんで。期待していてください」
堀江圭功
「自分、約11年ぐらいMMAを始めて経つんですけど。今がそのなかで過去最高に強い自分なので、それを強いサトシ選手にぶつけてしっかりと勝ちたいと思います」
最後にマイクを握ったはホベルト・サトシ・ソウザは「社長、私、ちょっとお願いがある。RIZIN名古屋のためにライト級、ホント盛り上げるからタイトルマッチ、試合したいです」と榊原代表に想いをぶつける。
榊原代表の「この試合をタイトルマッチにする?」という返答に「今年まだタイトルマッチで、やっていないから堀江選手もライト級の強い選手を倒したから。絶対に皆に見せたいから。名古屋のRIZINの二つのタイトルマッチが面白いじゃないですか」と言葉を続ける。
そして「サトシがベルトを賭けて良いというなら、我々的にはタイトルマッチで。堀江はどうですか?」と右隣に確認。堀江は笑みを浮かべて「お願いします」と返答し、この試合はタイトルマッチに昇格した。
これを受けて堀江は「まずはサトシ選手、タイトルマッチで試合を受けてくれてありがとうございます。もしタイトルマッチじゃない形で話が進んでも、自分がサトシ選手にお願いをする気でした。よろしくお願いします」と意気込みを話した。
質疑応答ではMMAPLANETから佐藤将光に対し「サバテロからアイツは嫌いということを言われていますが、心当たりは?」という質問をすると、「マジでないです。会ったことないし。(なぜか)聞きたい。聞いていください」と困惑ぶりが伝わってくる返答があった。さらにこの会見をチェックしているサバテロが「アイツは弱そうだ」と反応していたことに関しては「なんで嫌われてんの?ということぐらいしかない」とさらに困った表情を浮かべた。
なお、気になるフライ級GP準決勝に関しては19日(火)の午後7時より、「フライ級グランプリ2ndラウンド総選挙」の実施されることが榊原代表より明らかとなった。
■RIZIN51現時点の決定カード
<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者]ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者]堀江圭功(日本)
<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
[挑戦者]ビクター・コレスニック(ロシア)
<RIZIN WORLD GP2025ヘビー級T決勝/5分3R>
アレクサンダー・ソルダトキン(ロシア)
マレク・サモチュク(ポーランド)
<バンタム級/5分3R>
佐藤将光(日本)
ダニー・サバテロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
梅野源治(日本)
芦澤竜誠(日本)
<フェザー級/5分3R>
大和哲也(日本)
奥山貴大(日本)
<フェザー級/5分3R>
高木凌(韓国)
三宅輝砂(日本)
<フライ級/5分3R>
冨澤大智(日本)
平本丈(日本)
<ライト級/5分3R>
矢地祐介(日本)
芳賀ビラル海(日本)
<ヘビー級(※100キロ)/5分3R>
金田一孝介(日本)
チャートゥー・バンビロール(セネガル)
<フェザー級/5分2R>
YUHEI(日本)
脇田仁(日本)
<ライト級/5分2R>
太田将吾(日本)
ストリートBOB♡洸助(日本)
<バンタム級/5分2R>
山木麻弥(日本)
石坂空志(日本)
<フライ級/5分2R>
佐藤執斗(日本)
小林大介(日本)