【RING C06】今夜、平井総一朗&高木恭平出場RING C。新世代キム・ウンソン×シン・ユミンに注目!!
【写真】キャリア5戦目のキム・ウンソンと7戦目のシン・ユミンがバンタム級王座を賭けて戦う(C)MMAPLANET
本日1日(金・現地時間)、韓国はソウルのJBKコンベンションホールでRING Championship06が開催される。昨年10月の第5回大会から、4月の人材育成大会=Challenge League05を経て実に9カ月振りのナンバーシリーズとなる。
Text by Manabu Takashima
今大会のメインはRING Cバンタム級王座決定戦が、キム・ウンソン×シン・ユミンの間で行われる。もともと昨年4月より同王座決定Tが始まり、決勝戦はキム・ウンソンとカザフスタンのボォレット・ザマンベコフが戦う予定だった。
RING Cは2月にONE FFに出場し、あのアバスベク・ホルミルザエフに敗れたザマンベコフの体調を整えるために、大会開催を延期するなど対策を練ってきた。
しかしながら「ラマダーン期間は戦えない」と伝えてきたザマンベコフ陣営は、この断食期間中にカラテ・コンバット出場を決めた(※5月4日にムハメド・モカエフにKO負け)ことを受け、引き留めを諦めた。
結果、準決勝でザマンベコフに負けたシン・ユミンが4月20日のChallenge League05でウズベキスタンのアヴィヨホン・ハミドフとの査定試合に勝利し王座決定戦出場権を手にしたというのがこれまでの流れだ。
グレコローマンレスリングがベースでジュニア世界選手権で準優勝しているキム・ウンソンはキャリア4勝0敗、優れたフィジカルを武器に3試合でKO/TKO勝ちを収めている。
そのキム・ウンソンと同じくRING C生え抜きのシン・ユミンはチームMADポハン所属――そう、昨年のRoad to UFCフライ級T優勝のチェ・ドンフンのスパーリングパートナーを務めてきたウェルラウンダーだ。
レスリングの圧が打撃に生きるキム・ウンソンに対し、MMAの回転及び総合力でシン・ユミンが如何に対抗できるか。ウンソン有利は動かないか。
コメインのバンタム級戦はKTT所属のソン・グンホがキム・ジョンフィルと戦う。ソン・グンホはRING Cバンタム級王座決定戦Tの初戦でキム・ウンソンに判定負けを喫した後、グアムのBRAWLで前田浩平とドロー、今年の4月に神野翼をパウンドアウトしバンタム級王座を手にしている。
サンボとキックがベースのパウンダー=ソン・グンホと戦うキム・ジョンフィルはトルネード・ソンの教え子で戦績は3勝2敗。昨年9月にタイのフェアテックスファイトに出場した際にはONEベテランのヨッカイカー・フェアテックスに激しい打撃戦の末、判定負けを喫した。
キャリア5戦程度、海外や国内で国際戦の経験のあるK-MMA新世代の戦いぶりに注視したい。
また今大会には日本から平井総一朗と高木恭平が出場する。前者はハム・ギワンと後者はソン・ミンソォと対戦。ハム・ギワンは1勝3敗のボクシング&グラップラー。ソン・ミンソォはアマキックで韓国の国家代表の経歴を持ち、アマMMA4連勝でプロに。2連勝後、去年の10月大会で和田教良にスプリット判定負けして以来の再起戦となる。
なお今大会はLIVE視聴はなく、後日YouTubeにアップされるそうだ。