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Overlooked【RING C06】番狂わせかor必然。シン・ユミンがVFCでキム・ウンソンを倒しバンタム級王者に

【写真】キム・ウンソンは、MMAの完成度がまだまだ低かった。この敗北をどう生かすのか。シン・ユミンにしても7戦目、これからが楽しみ(C) GYO DUK LEE

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。今回は1日(金・現地時間)に韓国はソウルのJBKコンベンションホールで開催されたRING Championship06より、メインで行われたRING Cバンタム級王座決定戦=キム・ウンソン×シン・ユミン戦の模様をお届けしたい。
Text by Manabu Takashima

昨年4月にスタートし、1年4カ月を経てようやく終幕を向けるRING Cバンタム級王座決定トーナメント。昨年10月に準決勝を勝ち抜いたキム・ウンソンは、もう1人のファイナリスト=ボォレット・ザマンベコフの他団体出場により、準決勝でザマンベコフに敗れたシン・ユミン(4月に査定試合でアヴィヨホン・ハミドフを下した)とベルトを賭けて戦うことになった。

<RING Cバンタム級王座決定戦/5分3R>
シン・ユミン(韓国)
Def.1R3分58秒by ヴァンフルー・チョーク
キム・ウンソン(韓国)

3勝1敗のキム・ウンソンと5勝1敗のシン・ユミン。サウスポーのキム・ウンソンが左を振るって前に出る。かわしたシン・ユミンは、国家代表レスラーにシングルレッグを仕掛ける。切ったキム・ウンソンはパンチを振り回し、姿勢を乱したシン・ユミンに右をヒットさせ、バランスを崩させる。ラッシュから間合いを取ったシン・ユミンは再びテイクダウンを狙う。

ここも切られたシン・ユミンだが、キム・ウンソンの左オーバーハンドをかわすと踏み込んで右をヒットさせる。アグレッシブかつ粗い展開のなかで、両者がやや落ち着きを取り戻す。シン・ユミンは右を当て、ついにダブルレッグでテイクダウンを奪う。キム・ウンソンは即立ち上がるが、ボディロックテイクダウンで背中をマットにつけさられる。後方に飛び上がるように立ち上がったキム・ウンソンだったが、シン・ユミンは首相撲からヒザを入れ、右をヒットする。打撃を意識させていたシン・ユミンは、ここで再びダブルレッグへ。ギロチンを仕掛けて倒れたキム・ウンソンに対し、足を抜いてサイドで抑える。それでも頭を抱え続けたキム・ウンソンはヴァンフルー・チョークで落ち、シン・ユミンの予想を覆す衝撃的なタイトル奪取となった。


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