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Overlooked【RING C06】TDが取れない…平井総一朗が、ハム・ギワンの右ストレートからTKO負けで3連敗

【写真】この前の右ハイも効かされていた(C) GYO DUK LEE

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。今回は1日(金・現地時間)に韓国はソウルのJBKコンベンションホールで開催されたRING Championship06より、ハム・ギワン×平井総一朗のフライ級マッチの模様をお伝えしたい。
Text by Manabu Takashima

2023年2月のEternal MMA参戦以降、PFCやNEXUS、ヴェトナムでのHEAT & Angel’s FCの合同イベント、さらにDEEPと厳しい戦いが続く平井がRINGのケージへ。対戦相手は1勝3敗と負け越しているハム・ギワンだけに、約1年振りの勝利を手にしたいところだ。

<フライ級/5分3R>
ハム・ギワン(韓国)
Def.1R4分14秒by TKO
平井総一朗(日本)

サウスポーの平井がインロー、ボクシング出身のハム・ギワンは明らかに右を狙っている。シングルレッグからテイクダウンを狙った平井だが、ハム・ギワンはケージを利して耐えスプロールから離れる。平井はガードを続けるが、レフェリーがスタンドに戻した。

ハム・ギワンがハイを狙い、圧を掛けて右ミドルを蹴る。平井はテイクダウン狙いから、尻餅をつかせるがコントールできず、下になって腕十字を狙う。腕を抜いて立ち上がったハム・ギワンが、スタンドに戻った平井に右ストレート、右ボディを決める。平井はテイクダウンの機会を伺うものの、ハム・ギワンはあらかじめ準備ができておりクリンチもドライブも許さない。

と、平井の左の打ち終わりに右ストレートを決めたハム・ギワンがダウンを奪う。ストップがかかってもおかしくないパウンドの連打を受ける平井。起死回生狙いの腕十字を防いだハム・ギワンがスタンドに戻る。立ち上がった平井に右ハイを入れて、2度目のダウンを奪ったハム・ギワンはパンチからエルボーの猛攻――レフェリーがついに試合を止めた。


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