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【UFC FOX15】10連勝の新鋭と対戦、水垣偉弥 「どう自分の良いところを出すのか……。難しい試合」

Takezo【写真】試合までまだ時間的に猶予のある3月中旬のインタビューということもあり、水垣は終始リラックスした表情を浮かべていた(C)MMAPLANET

4月18日(土・現地時間)にニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催されるUFC on FOX 15「Machida vs Rockhold」に出場する水垣偉弥。

昨年9月の頂点手前の一戦=ドミニク・クルーズ戦の敗北から7カ月、日本のエースが復帰に向けて動き始めた。キャリア10連勝中の新鋭アルジェメイン・ステーリング戦について水垣に話を訊いた。

──大宮司岳トレーナーのフェイスブックでは、相当厳しそうなフィジカル練習の写真がアップされています。

「そうですね(苦笑)。練習内容を上げてきて、1週目とかはきつかったですけど、かなり体の調子も上がってきました。練習は厳しいのですが、しっかりと考えてこなせて来ています。良い練習ができています」

──昨年9月のドミニク・クルーズ戦の敗北を受けて、普段の体を大きくするようトライしていました。そして、試合が決まったのですが、その試みはどれぐらい達成できたのでしょうか。

「1月いっぱいは体を大きくするトレーニングをしていましたが、試合が決まったので試合用にフィジカルの内容も変えてもらいました。体の方は大きくなり、数値も上がっています。あとは減量ですね。これだけ落とすのは久しぶりなので、そこに不安は少しあります」

──水抜きまでどれぐらい落とさないといけないのですか。

「一番重い時で74キロほどありましたから、全部で11、12キロなので水抜きまでは7、8キロですね。でも、試合用の練習になってからすぐに体重は落ち始めて、今はもう70キロを切っています」

──74キロから70キロを切るようになり、数値的なモノが落ちるということは?

「重いモノもしっかり挙ぎゃりますし、数値もキープできています」

──あぎゃります……。呂律が回っていないですが、大丈夫ですか(笑)。

「そうですか? (※口のなかで舌を動かし)レロレロレロレロ。金原(正徳)さんにやられ過ぎたかもしれないです。火曜日のキックで練習した人を『どこかで見たことあるなぁ』って思っていたら、何度かフィジカルで一緒に練習してきた人だって気付いたり(笑)」

──それは天然っぽいですね(笑)。

「天然ですか? 安心しました(笑)」

──もう、思いもしないモノが鞄のなかから出てくることはないですか?

「ハハハハ。もうないですね、最近は」

──最近は……。

「以前、鞄のなかにお皿と煎餅が入っていたことがあって(笑)。あの時はさすがに心配になりました」

──その話を聞いてから、水垣選手のことが心配でしょうがないです(笑)。

「あの頃はコンビニで缶ジュースを買って、軽くポンポンと放り投げながら、そのまま店の外に出てしまい、慌ててレジに戻ってお金を払ったこともありました(笑)」

──ハハハハ。自分も家に戻って急いでサッカーが見たい時にコンビニによって、スポーツ新聞を手にしてそのまま支払を忘れたことがあります。

「いや、皆たまにそういうチョット、抜けてしまうことがあるんですよね(笑)。精神的に追い詰められている時は。でも、僕はちゃんと戻って支払いましたから(笑)」

──そこが違うと(笑)。ところで対戦相手のアルジャメイン・ステーリングに関してですが、試合が決まった当初は『掴みどころがない。ちょっとどうやっていくか、対策を立てないといけない』というようなことを言われていました。

「そうですね。ただ、ある程度は見えてきました。レスリングが巧いところは巧い。それと蹴りですね。テイクダウンもチャド・メンデスのような一発で持っていくということはないのですが、足を触らせるとしつこいかと思います。そういう風にイメージはできてきていますね」

──蹴りが巧くて、足を取ってくるとしつこい。それは水垣選手が戦いたい中間距離での拳中心の打撃戦を繰り広げるのが難しそうな相手では?

「エリック・ペレスやフランシスコ・リベラ戦などは、危険を伴う試合ではあるのですが、そういう意味では自分の戦いはやりやすかったんです。今回の試合は、そことは真逆ですね。どうやって、自分の良いところを出すのかが難しい相手です」

──UFCに限らず、MMAイベントではそこそこのポジションにある選手に関しては、手の合う者同士の試合を組むことが多いです。が、この試合は代役出場で、その辺りのことは考慮されていない生き残りマッチに飛び込むような形です。

「もともとはアルマン・ガンバーリャンが戦う予定でしたからね。ただ、準備時間は十分にありましたし、逆にこういう組まれかたの方がファイト・オブ・ザ・ナイトがポロッと取れたりしないかという期待をしています(笑)。今まで、結構良い試合をしてきても取れなかったので、こういう難しい試合の時にポロッと転がり落ちてこないかと……」

(この項、続く)

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