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【Shooto2025#10】6年8カ月振りの修斗で判定勝ちの中村優作が、田中路教にエール&新井丈戦をアピール

【写真】優しいユーチャクらしいマイク。外し気味なのを気にするのも――らしい(C)SHOJIRO KAMEIKE

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
打威致(日本)

6年8カ月振りの修斗参戦となる中村優作。その中村のローが急所に入り、すぐに試合が中断される。ローにカウンターを合わせていた打威致は、再開後に左の蹴りを繰り出す。ジャブを当てた中村は蹴りをガードして、遠めの距離をキープする。接近戦でスピニングバックブローを見せた打威致は、姿勢を乱すがすぐに立ち上がる。前に出る打威致の動きを見ている中村が左インローを蹴り、ワンツーを入れる。続いてジャブをしっかりと当てた中村は組まれてもすぐに離れて左を狙う。

中村は打威致のステップインに組んでケージに押し込むが、打威致が体を入れ替えようとしてバックエルボーを再び狙う。バックを取った中村は、キムラ狙いの打威致を突き放す。ヒザをついた状態でシングルに出た打威致に対し、がぶった中村がヒザを頭部に入れる。ヒザが上がったところにも見えたが、ブレイクが入りスタンドで試合は再開された。

左を当てた打威致をボディロックで崩した中村が、決めのようなパウンドを落とす。すぐに立ち上がった打威致は前に出るが、カウンターを被弾する。残り30秒を切り、ダブルレッグでテイクダウンを決めた打威致だがパンチに立ち上がった中村にボディロックで倒され時間を迎えた。

2R、右ローの中村。どっしりと構えることができており、ワンツーを伸ばす。続いて蹴り足をキャッチした中村は、アクションなくリリース。ケージを背負った中村は、打威致の踏み込みに左&右のコンビを当てる。さらに左を入れた中村が、右ストレートをヒット。動くが被弾する打威致は、右をモロに被弾する。スピニングバックフィストも空振りの打威致は、シングルレッグでテイクダウンを決める。中村はゴゴプラッタを狙い、外して立ち上がった打威致に続いてスタンドに戻り、ボディロック&小外でテイクダウンを奪う。

中村は左のパウンドを落とし、打威致を削っていく。スクランブルでバックを取った中村はワンフック。打威致は手首を取って防御に徹する。その打威致が胸を合わせにいったところで、ラウンド終了に。

最終回、ジャブを入れた中村は、右とハイをかわして左に回る。距離を詰めて蹴りを見せた打威致は、スリップして背中をつける。中村はスタンドで待ち、打撃にはやる打威致に対しダブルレッグでテイクダウンを奪う。キムラ狙いの打威致が、腕のクラッチを支点に後転する。腕を抜いた中村が、立ち上がろうとした打威致の背中を取ってワンフックに。

打威致は背中をつかされ、懸命にクローズドがフックガード&蹴り上げに。さらにシングルレッグでレッスルアップ狙いの打威致は、首を抱えた中村に尻餅をつかせる。ここで止まりたくない中村は、立ち上がってヒザ蹴りからテイクダウン狙いを潰してバックに回る。正対した打威致は背中をつける状態となり、ここもシングルからレッスルアップを狙う。がぶった中村はバックを狙いワキ腹にヒザを入れ、エルボーを側頭部に入れる。打威致はレッスルアップ&リバーサルもタイムアップを迎えた。

結果、フルマークで判定勝ちを手にした中村は、しっかりとまとめた勝利に安ど感を笑みを浮かべるとマイクで「ただいま、大阪。どうでした? 微妙でした?」と話しすと、盟友の解説の田中路教に「はよ、帰ってこいよ」とエールを送ると、新井丈戦をアピールした。


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