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【RISE196】無敗で松本天志と王座決定戦。11戦11勝・棚澤大空「僕がベルトを巻いてRISEの価値を上げる」

【写真】兵庫県出身・18歳の棚澤。2024年12月~2025年12月は1日2試合も含めて年間8試合を戦い、試合を重ねることで更なる成長を遂げている(C)RISE

23日(月・祝)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるRISE196。メインイベントの第4代RISEフライ級(51.5キロ)王座決定戦で棚澤大空が松本天志と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2024年11月にプロデビューした棚澤は、2025年3月にDEEP☆KICK53キロ王座に就くと、8月には200万総取りトーナメント GACHI!!で優勝。11月からスタートした第4代RISEフライ級王座決定トーナメントでは準決勝で数島大陸を判定で下し、11戦11勝と無敗のまま決勝に勝ち進んだ。王座戦の時点でも18歳、RISE新世代ファイターを代表する一人に話を訊いた。


――試合が近づいてきましたが、今の体調や仕上がりはいかがですか(取材日は13日)

「どんどん動きが良くなってきて(動きが)キレてきましたね。対策の方もばっちりで狙っていることがだんだん当たるようになってきた感覚です」

――棚澤選手の戦績を見ると、2024年12月から2025年12月の1年間で8試合やっているんですよね。

「基本的に怪我がなければ試合はやりたいタイプですが、去年はちょっとやりすぎたかなと思います(笑)」

――この1年間でどんな部分が成長できたと思いますか。

「強い選手とやるということに対してもそうですけど、試合数という部分では経験が一番強みとして出る部分やと思うんで、めっちゃ試合をやったことがプラスやったなと思います」

――短期間で試合を続けたことで伸びた部分もありますか。

「結局自分のいいところと悪いところが一番出るのが試合なんで、それを確認して改善して強くなって…その繰り返しが他の選手よりも出来たかなと思います。しかもそれが短いスパンだったので、より自分の成長につながったと思います」

――例えば棚澤選手は自分の試合を見直して反省点を見つけるタイプですか。

「比較的やる方ですね。定期的に見たりはしないですけど、あの動きを忘れているなと思った時に自分の試合を見てみたりします。調子いい時の俺はどんな動きしていたかな?みたいな」

――そのなかでも8月のRUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!、11月のフライ級王座決定トーナメント一回戦の数島大陸戦が大きなポイントだったと思います。それぞれ振り返っていただけますか。

「GACHI!!の時は1日2試合やって、その過酷さのなかで優勝できたことはメンタル的に自信につながりましたね」

――見ている側からすると順当に優勝した印象でしたが、決してそういうわけではなかったんですね。

「やっぱり1日2試合はしんどかったです(苦笑)。試合中はそんなに感じなかったんですけど、試合が終わってホッとすると足が摩擦で皮がめくれているし、カーフを蹴られてるから階段を上り下りするのもしんどいし……色んなところが痛かったです」

――そして数島戦は過去最強の相手だったと思うのですが緊張や不安はなかったですか。

「あの時は自信を持ってリングに上がることが出来ましたね。あとは初めての両国で大舞台だったのでワクワクしていたし、ガチガチに緊張したというよりも楽しんでいこう!みたいな感じで開放感がやばかったです。数島選手に勝ったこともそうなんですけど、自分の中では両国のリングに立てたことに価値を感じましたね。棚澤大空という選手の価値が大分上がってきたなって」

――そして今大会ではフライ級のベルトをかけて松本天志選手と対戦します。松本選手にはどんな印象を持っていますか。

「すごく考えて戦っている印象ですね。フェイントをたくさん使っていて、パッと見では分からない細かい技術を使いながらやっている感覚があるので、それに気を付けながら戦いたいです」

――松本選手は映像で見る印象と実際に戦う印象が違うタイプかもしれませんね。

「そんな感じがしますね。だから実際に肌を合わせてみて、そこでどう感じるかも大事にしながら戦いたいです。相手に何もさせないので勝つのが強い選手だと思うので、それを目標にしつつ、5Rあるので相手の攻撃をもらわないで自分の攻撃を当てて倒してやろうかなと思います」

――冒頭にもありましたが、その中でも松本選手の攻略法はしっかり見えていますか。

「はい。だいぶ動きに磨きもかかってきていて、当たる攻撃がパターン化されてきている感覚はあるんで、そこに関してはだいぶ研ぎ澄まされてきていますね」

――今回は後楽園ホールのメインイベト&タイトルマッチですが、それについてはどんな心境ですか。

「僕の1番の楽しみはベルトもそうなんですけど、入場がホールの上からじゃないですか。あれが楽しみです(笑)」

――まさか入場が楽しみだったとは(笑)。

「あの入場はずっと見てきた景色で、それを自分ができるという違和感もありつつ、それをできる幸福感がありますね」

――ここまで勝利を積み重ねたことで、今の自分だったらベルトを巻けるという自信は持っていますか。

「そうですね。自分は勝たないと次に進めないと思ってここまでやって来たし、今回の試合も勝って次に進むことしか考えてないです。僕はタイトルマッチやベルトを獲ることがゴールだとは思っていないです」

――棚澤選手を筆頭に今のRISEは若い選手の活躍も目立っていますが、自分たちがRISEを盛り上げていくんだという想いはありますか。

「もちろんあります。今は若い選手や次の世代の選手がトップに近づいてきていると思うので、自分がその世代の先頭を走れるようになれば…というか、先頭を走る存在になりたいと思っています。今回の試合でも若い選手の試合と思われないような、お互いの動き的に迫力は出せると思うので、最高峰の試合をしたいと思います」

――棚澤選手はプロとして、自分のどういった部分をアピールしていきたいですか。

「1番はファイターとしての魅力を見せていきたいですね。僕の試合を見た人に棚澤は面白い試合をするなと思わせたいし、僕が無敗でいることで棚澤の試合を見てみようと気にしてくれる人もいると思うので、色んな人を巻き込んで注目される選手になりたいです」

――棚澤選手は同世代で同じTEAM TEPPENの那須川龍心選手から刺激を受けることはありますか。

「すごくありますね。同じチームのなかでは一番刺激をもらっていると思うし、龍心くんの試合を見てすごいと思いつつ、龍心くんには負けたくないし、俺もかまさないといけないなって思います」

――今回も多くの人がこの試合に注目しています。どんな試合を見せたいですか。

「さっき言ったみたいに自分のことを応援してくれる人もそうじゃない人も注目する試合、メインイベントとして今日は棚澤の日だったなとみんなが思うような試合をしたいと思います。倒すもしくはKOで勝って、見ている人が盛り上がるような試合をしてベルトを獲りたいと思います」

――ベルトを獲ったらどんなチャンピオンになりたいですか。

「特に決めてはいないですけど、チャンピオンとしてRISEの価値は上げていきたいので、自分がベルトを獲ってどんどん次のステップに進んでいきたいです」

――今、RISEは海外の団体とも交流がありますが、自分の名前を世界に売りたいという気持ちはありますか。

「はい。これからは世界を見ていきたいですし、海外の選手がRISEのベルトを狙いに来るようにしたいですよね。僕がベルトを持って試合をすれば自然にRISEのベルトの価値が上がるようにしたいし、そのくらいのチャンピオンになりたいです」

■視聴方法(予定)
2月23日(月・祝)
午後5時~ ABEMA

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