【UFN257】体重超過のオルテガと契約体重で対戦、ステーリングがアウトボクシングを続けて判定勝利
<155ポンド契約/5分5R>
アルジャメイン・ステーリング(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
ブライアン・オルテガ(米国)
オルテガが体重超過のためフェザー級から153ポンドのキャッチウエイトで行われた一戦。両者が並ぶとオルテガの体の大きさが目立つ。
お互いにジャブを使う展開からスターリングがボディストレートを放つ。じりじりと前に出るステーリングが左フックと右カーフ、オルテガもワンツーを返す。ステーリングは距離を取りながら右カーフを蹴り、右フックのダブル、ジャブから右フック、関節蹴りも見せる。オルテガがジャブをつくと、ステーリングは右フックをかぶせる。
一旦距離が離れるとステーリングは右フックと右カーフ、オルテガの前足に左右のカーフを集める。ステーリングは単発の右ストレートを軽く当て、オルテガは左ハイと右フックで前に出る。ステーリングも右ストレートを顔とボディに打ち分けて右ミドル、ジャブで前に出るオルテガに右ストレートを当てた。
2R、ステーリングが細かいジャブを突き、オルテガが右ハイを蹴る。ステーリングは右ボディを打って、ジャブの差し合いから右カーフを蹴る。オルテガはジャブ、そこから右ストレートをボディと顔に打ち分ける。ステーリングも単発の右フック、スピニングバックフィストを見せる。ステーリングは回転技のフェイントを入れて右の関節蹴り、オルテガはステーリングのジャブに右をかぶせる。
ステーリングは踏み込んでの右ストレート、オルテガも右ストレートを打ち返した。ステーリングは飛び込んでの左フック、オルテガのパンチをバックステップでかわす。オルテガがサウスポーにスイッチすると、ステーリングは右ストレートからパンチをまとめる。オルテガも構えを戻してジャブと右フック、ステーリングがジャブから右フックを打つと、ここでステーリングがアイポークをアピールするがリプレイでもアイポークは確認されず、すぐに試合続行となる。
再開後、ステーリングが前に出てオルテガがケージ内をサークリングするとブーイングが起こる。ステーリングが右ストレートからパンチをまとめると、オルテガも同じように右ストレートから連打を見せた。
3R、ステーリングがジャブと右フック、ローから右フックにつなげる。オルテガがジャブから前に出ると、オルテガもジャブを返して構えをサウスポーにスイッチする。オルテガは右ミドルとインロー、スターリングはサウスポーのまま前に出てジャブと左ストレート、オルテガは右ミドルを蹴る。
オーソドックスに戻したステーリングはジャブと右フック、その右にオルテガが左のテンカオを狙う。ステーリングはオルテガの右の蹴りをキャッチするが、ここはテイクダウンに固執せずに離れる。ステーリングは構えをスイッチしながらジャブと右カーフを蹴ると、この右カーフでオルテガが転倒する。
足を使って距離を取るステーリング。オルテガは右ローとカーフを蹴って、互いに距離を取りながら軽く打撃を見せる時間が続き、オルテガがステーリングの蹴り足をすくうがステーリングは倒れない。ステーリングが右フック。オルテガも右ストレートと左フックを返し、ステーリングがスピニングバックエルボーを狙った。
4R、ステーリングがジャブを突いてサークリングする。オルテガもワンツー、ジャブと左フックで前に出る。ステーリングは足を使いながら左フックを返し、右カーフにつなげる。ステーリングは足を止めずにジャブ・左フックを当て、オルテガに距離を詰めさせない。オルテガもガードを上げて前に出るが、ステーリングが右アッパーを入れて足を使いつつ、細かいジャブを当てる。
オルテガがワンツーで前に出ると、ステーリングは左フックを返して、右ストレートを単発で入れる。オルテガがワンツー、左フックでステーリングを追いかける。ステーリングはサークリングしながらジャブ、オルテガのジャブに右フックをかぶせて左フックで飛び込む。ステーリングがジャブと右カーフ、オルテガがそこにパンチをまとめて前に出ると、ステーリングが左腕を差してオルテガをケージに押し込む。
ここでステーリングが足をかけてテイクダウンを奪うと、オルテガがクローズドガードを取る。ステーリングはオルテガの頭をケージに押し付け、オルテガはギロチンを狙いながら頭の位置をずらしてヒジを入れる。ステーリングも左右のパンチを連打した。
5R、サウスポーに構えたステーリング。オルテガはプレッシャーをかけて、右ストレートを打つ。ステーリングがオーソドックスに戻してジャブを打ち、オルテガは右をかぶせる。ステーリングが距離を潰して組みつくとオルテガは距離を取る。ここでオルテガがダブルレッグに入ると引き込んで下になる。
ステーリングがパンチを落としながらパスガードを狙うと、オルテガは立ち上がる。試合がスタンドに戻るとオルテガの右ストレートが当たり、ステーリングがケージ内をサークリングする。コンタクトしないステーリングに観客をブーイングを送り、レフェリーも注意を与える。
それでもステーリングはサークリングを続け、オルテガのパンチに合わせて組みつくとバックに回る。ステーリングは立ち上がろうとするオルテガを寝かせてRNCへ。オルテガがステーリングの腕を外して正対しようとすると、ステーリングはインサイドガードでトップキープする。
オルテガは下からヒジを入れてオモプラッタを狙うが、ステーリングは体を起こして鉄槌を落とす。さらにステーリングは起き上がろうとするオルテガの動きに合わせてバックを狙いつつ、最後はステーリングがトップキープして左右の鉄槌を落として試合終了。判定はジャッジ3名とも50-45のフルマークでステーリングの勝利とした。