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【UFC240】堀江圭功、ハキーム・ダラドゥの首相撲&ヒザに苦しみ、左ハイに敗れる

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
Def.3R4分09秒by KO
堀江圭功(日本)

やや硬い表情で入場した堀江はRising Starとコールされる。右回り、小刻みな前後のステップの堀江、ダラドゥが前に出て左ミドルを蹴る。堀江は左を伸ばし、ダラドゥが左ロー。堀江の右オーバーハンドにカナダのファンがどよめく。足を使いながら右を繰り出す堀江に対し、ダラドゥは待ちの姿勢から後回し蹴り。距離が近づくと、堀江は右オーバーハンドを当て、右ローにも右を打って尻もちをつかせる。

回りながら右を当てる堀江の動きに、ダラドゥは反応できていない。左回りで外を取り、右オーバーハンドの堀江は一定のリズムになったかと思われたところで、左から入る。続いて左を入れ、足払いを交えてダラドゥのバランスを崩させる。フェイクにも反応するダラドゥ、ここまで堀江の試合だ。ダラドゥの蹴りにダブルレッグも合わせた堀江は、スクランブルの際に左フックを被弾。落ち着いて自分の動きに戻り、右を放った堀江が初回を取った。

2R、場内がハキーム・チャントのなか、まず堀江が組みつく。離れた堀江にダラドゥが右ロー、右ミドルを放つ。堀江も左ローを蹴るが、これは少し嫌な距離か。堀江は左回りから右を伸ばし、今度は右に回る。左ハイを見せたダラドゥが前に、堀江は右を合わせようとする。クリーンヒットせず離れた堀江に、レフェリーがファイトと声を掛ける。左右に回る堀江に対し、距離を詰めたダラドゥがヒザをボディに2発入れる。堀江のステップは、ダラドゥの手数が増えるとダンスと評され不利になる。

その堀江の左に、ダラドゥが右フックを合わせ、左フックも打ち込む。自分のタイミングでない踏み込みを見せた堀江は右目が腫れ、右ハイを受けそうになる。組んだ堀江は突き放され、肩で息をするように。右から組んだ堀江、離れ際にダラドゥが左ミドルを放つ。ダラドゥが右前蹴りを入れ、2Rを取り返した。

最終回、プレッシャーをかわすのではなく、与えることが必要なった堀江は小径のステップから右を伸ばす。続いて右ローを蹴り、左に回る堀江に対しダラドゥは右を空振り。近い距離で頭を振ってパンチを狙う堀江にダラドゥがミドルを入れる。続く近距離でボディにヒザを受けた堀江は、ジャブを打たれ離れ際に左ハイを受けそうになる。堀江の左にも下がらないダラドゥがヒザを入れ動きが止まった堀江にラッシュをかける。

離れた堀江は、再び捕まりヒザを受け、蹴りを被弾する。エルボーも入れられた堀江は間合いを取り直し左を振るうが空振りに。それでも左ジャブを当てた堀江だが、ケージに押し込まれるとエルボーを顔面に、ヒザをボディに受ける。体が揺れる堀江は懸命に距離を取り直すが、オクタゴン中央でヒザ蹴りをボディに受けた直後に左ハイで腰から崩れ落ち、KO負けとなった。

「ヤツは走り続けた。俺はここに戦い来たんだ」と勝者は言い放った。


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