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【UFC240】アルカントラ・フィゲイレド、エルボー有効利用でパントージャに打ち勝つ

<フライ級/5分3R>
デイヴィソン・アルカントラ・フィゲイレド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)

左手を突き出す、右手のワキに置く空手のような構えから、おおよそ空手っぽくない大振りの右フックを振るうアルカントラ。続いて、ボディフックをいれダブルレッグを決める。パントージャはオモプラッタからのスイープに失敗して、立ち上がる。パントージャの右にアルカントラが右フックを入れ、構えをスイッチし左ミドルを決める。オーソに戻し左ジャブを当てるアルカントラは、パントージャの前進を左ジャブで止める。

パントージャはダブルレッグからワキを潜ってバックへ。そのまま尻もちをついて寝技に持ち込もうとすると、アルカントラは引き込んで上を向きすぐに立ち上がる。ここでもバックを撮り続けたパントージャだが、アルカントラは胸を合わせて離れ右を打ち込む。回るアルカントラに右ハイを見せたパントージャが右を被弾、すぐに右を打ち返し、最後にワンツーから3発目までショートをまとめた。

2R、スラッピーだが威力のありそうな打撃戦から、組み合い&スクランブルを得てスタンドに戻った両者。アルカントラの右ローに右を合わせたパントージャがトップに。すぐにスタンドに戻ったアルカントラは、左のエルボーを見せ後回し蹴り。しっかりと見たパントージャが左ローを蹴り、直後にボディを被弾する。打撃からテイクダウンを狙ったパントージャは、これを切られると足を止めての打ち合いを挑む。激しいパンチの応酬から、ハイタッチを見せた両者。直後の攻防でアルカントラが組んでバックへ。パントージャが胸を合わせるや、アルカントラはエルボーを見せて離れる。

パントージャは初動の見えない踏み込みからテイクダウンを決めるも、アルカントラは頭を押し、足を抜いてスタンドで向き合う。左ジャブが見えるようになったパントージャが圧を強めたが、ラウンド終了間際に打ち合いのなかでショートの右ストレートでダウンしパウンドを受けながらタイムアップを迎えた。

最終回、再び左ジャブを当てるようになったアルカントラは、パントージャの前進に右アッパーを打ち込む。ここからエルボーを連打すると、パントージャはたまらず引き込むように下に。殴って離れたアルカントラは、両手を下げた構えから流血のパントージャに左ジャブを伸ばす。

軸がなくなったパントージャは左フックにダブルレッグを合わされ、簡単に下になる。アルカントラは長居はせず、スタンドに戻ると左の立てヒジを打ち込む。もう一発ヒジを当てられ距離をとるファイトに。懸命に追いかけるパントージャはダブルレッグも切られ、左ボディフックを被弾する。大振りのパンチをかわされ続けるパントージャは、右フックを2発当て最後の反撃も──タイムアップに。ファイト・オブ・ザ・ナイト級の打撃戦はフルマークでアルカントラに凱歌が挙がった。


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