【Shooto 30th Anniv.】44歳目前の宇野薫が2年振りのMMAへ「自分の修斗を出せれば良いと思います」
【写真】MMAは2年振りとなる宇野薫。試合の2日後に44歳を迎える(C)MMAPLANET
5日(金)に東京都渋谷区の渋谷セルリアンタワー・エグゼクティブセンターで5月6日(月・祝)に文京後楽園ホールで開かれる「SHOOTO 30thANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会」の記者会見が行われ、修斗世界フェザー級王者・斎藤裕、同環太平洋バンタム級王者・岡田遼、宇野薫、石橋佳大、藤井伸樹、美木航、工藤諒司が出席した。
ここでは宇野薫✖デュアン・ヴァンヘルフォートに関して、宇野の意気込みと質疑応答をまとめたい(要約)
宇野薫(日本)
デュアン・ヴァンヘルフォート(オランダ)
宇野にとって2017年4月に斎藤裕の持つ修斗世界フェザー級選手権試合に敗れて以来、実に2年振りのMM出場。対戦相手のとなるヴァンヘルフォートは17勝8敗のキャリアの持ち主で、ONEを主戦場にし日本大会でゲイリー・トノンと対戦したアンソニー・アンゲレンにRNCで一本勝ちしている。
グレイシーバッハ・ネーデルランド所属で柔術に関していうと紫帯の宇野に対し、ヴァンヘルフォートは黒帯でプログラップリングマッチでも戦っている。しっかりとした力の持ち主で決して楽観できる相手ではい。
宇野薫
「今回、30周年記念大会に出場できること凄く嬉しく思います。修斗関係者の皆さんに感謝しています。斎藤選手に負けてから2年振りのMMAの試合になりますが、この間にポラリスだったり、クィンテットだったり、国内外の柔術の大会に出場してきました。その成果ではないですけど、色々と経験、挑戦してきたことを今回の試合を出せたらと思います」
──2年間は充電期間と捉えてよろしいですか。
「常に色々なコトに挑戦してきた2年間だったと思います。MMAのことを決して忘れていたわけではないですし、練習もしていました。そのために必要なことをトライしてきた時期だと思うので、その成果をどれだけ出せるかだと思います」
──このタイミングでMMAに戻ってきたのは何か理由が?
「修斗30周年の記念大会ですし、そこに声を掛けていただいたので。僕が最初にルミナさんと戦ったのは10周年記念興行で、そこから20年というタイミングもあって戦いたいという気持ちになりました」
──オランダ人と戦うのは、エクストリーム・チャンレジのパトリック・ディプルズ戦以来かと思われます。22年を経て、オランダ人選手と戦うことに何か想うところはありますか。
「あの時はオランダチームとの対抗戦で、先鋒戦で戦いました。あの時はああいう形で勝利できたことは今でも思い出に残っています。またこういった30周年記念大会で、マルタインの推薦した選手と戦うのは色々な部分で繋がりがあるので、自分の修斗を出せれば良いなと思います」
──30周年大会で自分が戦うことは想像できていましたか。
「思っていなかったです。ルミナ選手の引退のときに土屋選手と戦い、あれが25周年ですが、30周年のタイミングまでやるというのは思っていなかったです。修斗という信用ある団体で……、僕も修斗が大好きです。そこで選手として長くやれ、声を掛けていただいたことは本当に光栄に思っています。期待に応えられる試合をしたいです」