お蔵入り厳禁【ONE】春日井の挑戦を受けるキム・ミュンギュが、タイトル奪取直後に話していたこと
【写真】バンタムを越えたバタン級王者の忍耐力、精神的にタフな理由が分かった(C)MMAPLANET
9月17日、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催されるHEAT43で、HEATバンタム級王者キム・ミュンギュがフライ級チャンピオン春日井たけしの挑戦を受ける。(C)MMAPLANET
5月27日(日)に同所で行われたHEAT42で、赤尾セイジに挑戦したキム・ミュンギュは序盤からテイクダウン、ダウンを許すなど厳しい戦いを仕入れた。しかし、4Rにテイクダウンを潰してバックに回ると、パウンドの連打からRNCで逆転勝ちを収めた。
フェザー級でも大きく見えたキム・ミュンギュに対して、フライ級から階級を上げて挑む春日井にはどのような勝算があるのか。赤尾に勝利した直後に行っていた彼の言葉を聞くと、如何に春日井が険しい壁に立ち向かうのかが理解できる。
お蔵入り厳禁、HEATバンタム級チャンピオンになった直後のキム・ミュンギュの声をお届けしたい。
──ベルト奪取、おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。
「赤尾選手は凄く強かったです。途中で凄く疲れてしまったのですが、とにかくベストを尽くして戦おうと思いました」
──3Rまでほぼ試合をドミネイトされていました。
「とにかく5Rまで戦おうという気持ちでした。そうしたら、3Rの途中ぐらいから赤尾選手が疲れて来たので、これはなんとかなるかもしれないと頑張りました」
──私がキム・ミュンギュ選手を初めて見た時はフェザー級で戦っていました。その時でも大きく感じていたのですが、まさかバンタム級まで落とせるとは驚きでした。
「体重を落とすことに関しても、とにかく気持ちを強く維持して減量に臨んでいます。自分は韓国海軍のスペシャルフォースに属していたので、どのような苦難にも諦めない心を持っています」
──なんと……。
「軍隊時代に強い精神力を得ることができました。韓国海軍は特別に強いです。そして寝技には自身があったので、バックを譲っても大丈夫だと思って戦っていました」
──その精神力と防御力でで、4Rの逆転勝利を挙げることができたのですね。
「自分はバックマウントを取れば、必ず試合を終わらせることができます。これまでも、そうやって勝ってきました」
──ところで2日前にファン・ヨンジンがTOP FCバンタム級王者になりました。
「とても退屈な試合でした。ただ、セミファイナルのキム・ジェウンとジョン・ガングックのバンタム級マッチは素晴らしい試合でした。
HEATのバンタム級チャンピオンになることができましたが、自分の目標はHEATとTOP FCという2つのプロモーションでバンタム級とフェザー級のチャンピオンになることです」
──では、まだ3つのベルトを獲る必要があるわけです。
「日本のファンの声援があって、より強く戦うことができました。とても感謝しています」
──HEATのベルトは韓国人ファイターが、占拠しつつあります。
「特に驚くことでないです。韓国人選手は日々、強くなり続けています」