【DEEP127】フルスイングをかわしてTD&コントロール。春日井が魚井をフルマークで下す
【写真】魚井のガードポジションの強さも見られたが、春日井がしっかりと勝ち切った(C)MMAPLANET
<バンタム級/5分2R>
春日井“寒天”たけし(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
魚井フルスイング(日本)
サウスポーの魚井に対し、春日井が左ジャブを突いてケージを背負わせる。左ハイから右に回った魚井が左右フックを振るう。組んだ春日井がドライブし、四つから小外刈りで倒した。春日井はパウンドを連打。魚井の左足をまたぎ、ハーフの相手のボディを叩く。
右ヒジ、鉄槌、ボディと手数が多い春日井。魚井は下から春日井を抱えて、ディフェンスからクローズドガードへ。しかし春日井の手は止まらず。腰を上げて足を捌きにいくが、魚井も足を利かせる。魚井が腰骨に足裏をあてると、春日井は一度立ち上がるも、やはりガードの中に戻った。そのままトップキープ&コツコツとパウンドを落として初回を終えた。
最終回、左右に動いて左ジャブを突く春日井に対し、魚井はフルスイングを見せる。春日井はダッキングでかわすと、右ボディからダブルレッグでテイクダウン。魚井はギロチン、そしてシングルのネルソンへ。ここから展開がなく、ブレイクが掛かった。
スタンドで再開後、距離を詰めた魚井に組みついた春日井は、右腕を差し上げてケージに押し込む。ボディとヒザで削る春日井。魚井は右に逃れようとするも、春日井が右アンダーフックで捕らえている。しかし春日井から離れてケージ中央に戻った。魚井の左オーバーハンドがヒット。春日井は飛び込み、ニータップでヒザを着かせる。
ツーオンワンから立ち上がった魚井が体勢を入れ替えて離れた。左フルスイングをかわされた魚井がバランスを崩す。すかさずトップを奪った春日井は、ハーフの魚井に鉄槌を落とす。魚井はボトムからKガードに。春日井が右足をストレートフットロックで抱えたところで、試合終了のゴングが鳴った。
裁定は春日井が3-0の判定勝ち。寒天マンではなく春日井たけしとしては3年4カ月振りの復帰戦を勝利で飾った。