【DEEP127】元キック王者・杉山が中務をヒジで切り裂く→右一発でKO勝利。越智晴雄への挑戦をアピール
【写真】杉山が右フックでダウンを奪ったあとの場面。杉山のヒジで中務が大流血していることが分かる(C)TAKUMI NAKAMURA
<ストロー級/5分2R>
杉山空(日本)
Def.1R3分48秒 by KO
中務修良(日本)
サウスポーの中務に対して杉山がインロー、右ハイ、右のテンカオ。組みついた中務がテイクダウンを奪うとインサイドガードから細かくパンチを入れる。ブレイク後、杉山が左フックから飛び込むと、そのまま中務のバック。中務が自ら前転して杉山の左足に足関節を狙う。杉山は中務の上体を固めてトップキープするが、中務も体を起こしてケージを背にして立ち上がる。
杉山は左腕を差して中務をケージに押し込みつつ、中務が頭の位置を変えようとしたところで右ヒジ。これで中務が右目尻をカットする。中務は強引に投げを狙うがすっぽ抜けて下になるが、中務は再び足関節を狙いつつ、右腕を差して立ち上がる。杉山は中務の立ち際にヒザ蹴りを入れ、再び杉山がグラウンドで上を取る。中務が右腕を差して立ち上がって中務をケージに押し込む。ここで目尻をカットした中務にドクターチェックが入る。
再開後、中務が左ハイ。杉山が体を沈めるフェイントから右のロングフック。この一発で中務をなぎ倒し、杉山が豪快なKO勝利を収めた。試合後、杉山は「MMAデビュー戦で多湖(力翔)選手とやって、二戦目で中務選手とやって。もうやる相手は一人しかいないですよね? ストロー級が盛り上がっていないんですけど、自分がストロー級最強になるんで次は越智(晴雄)選手とお願いします」とストロー級王者・越智への挑戦をアピールした。