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【HEAT50】春日井”寒天”たけしのラストマッチは左ジャブで攻めるも、前に出る笹晋久と0-1ドロー

【写真】試合後、10カウントゴングが打ち鳴らされた。プロデビューから13年、お疲れさまでした(C)MMAPLANET

<65キロ契約/5分3R>
笹晋久(日本)
Draw.1-0:29-28.29-29.29-29.
春日井”寒天”たけし(日本)

開始早々、距離を詰めた春日井は左ジャブから左ロー。笹も強い左インローを返す。相手にケージを背負わせた春日井に対し、笹はサウスポーにスイッチしてサークリングする。春日井は組みついて相手をケージに押し込む。左腕を差し上げた春日井、上下にパンチを打ち分けながら、左足をかけていく。

レフェリーがブレイクし、ケージ中央で再開。笹はサウスポースタンスから左インローと左ミドルハイを繰り出す。春日井は左ロー、笹は組みついて右腕を差し上げてケージまで押し込んでいく。ケージ際で笹のヒザ蹴りが春日井の下腹部を捉えて試合は一時中断。再開後、春日井は距離を詰めて右ミドルを当てた。フェイントをかけて左ジャブから右ミドルハイを見せた春日井は、ダブルレッグで相手をケージに押し込む。笹はケージから離れてガブり、反対に春日井をケージに押し込んだ。

春日井は笹の首を取ってギロチンを仕掛けた。笹の体が伸びるも、頭を抜いた相手のトップを奪う。しかし立ち上がった笹が春日井をケージに押し込む。ブレイク後、ケージ中央で足を使い、左ジャブを相手の顔面に突き刺す春日井。笹が強引に距離を詰めるが、春日井が足を使って距離を取った。

2R、笹が前に出る。春日井は右のインロー。左ジャブを突く春日井に対して、笹はオーソドックスにスイッチしながらパンチを振るう。それをかわした春日井は、足を使って回り、パンチを見せながら組み付く。体勢を入れ替えて春日井をケージに押し込む笹。右腕を差し上げ、ヒザを打ち込む笹だったが、このヒザがまたも春日井の下腹部を捉えた。

再開後、ガードを固めて距離を詰める笹。春日井は足を使って右ストレートから左フックを返す。笹の右フックをかわした春日井が組みつくも、笹が右腕を差し上げて春日井をケージに押し込んだ。展開がなく、レフェリーがブレイクをかける。離れた両者は、パンチを繰り出し合う。春日井は相手のフックをかわして左ジャブを突き刺した。笹も春日井を追い、ケージを背負わせるも、すぐに春日井が回って脱する。

右ミドルハイも繰り出す春日井、しかし笹が距離を詰めていく。組んできた春日井に対し、右腕を差し上げた笹と差し合いが続くなか、笹が小内刈りを仕掛けるも春日井は倒れず。最後は笹が離れた春日井を追った。

最終回、左ローから回る春日井。春日井の左ジャブが当たるも、笹は構わず距離を詰めて組みついた。春日井は右腕を差し上げ、離れる。春日井の左ジャブに対し、笹は左右フックを振るう。春日井は左アッパーからダブルレッグを仕掛けるも、スプロールした笹が春日井の首を抑えてトップを奪う。

左ヒジを落としてからパスを狙う笹。春日井はハーフガードからフックガードへ。立ち上がった笹、春日井も併せて立ち上がり、右テンカオを打ち込んでダブルレッグへ。しかし笹も耐えてケージ際で体勢を入れ替える。レフェリーがブレイクをかけた。再開後、共に左が当たると、春日井の左ジャブ、右インローも当たる。相手の動きに合わせて右を2発打ち込んだ春日井が、足を使いながら笹の顔面に左右フックを当てる。

残り30秒、笹がパンチを振るいながら組み付き、春日井をケージに押し込んだ。春日井が離れたところで、試合終了のゴングが鳴った。


判定は、ジャッジ1人が29-28で笹につけ、他2人は29-29と採点。結果はドローとなった。

試合後、この試合を最後にケージを去る春日井は「最後まで戦いきることができました。格闘技をやってきて良かったです。今後は僕が行けなかったUFCを目指す後輩をサポートしていきます。来世で志村館長をUFCに連れていきます」と語り、10カウントゴングを聞いた。


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