【Torao22】計量ミスからメインで勝利、摩嶋一整「もっと勉強し改善していきたいです」
【写真】地元での勝利にも破顔一笑とはならなかった。この経験を生かしてほしい (C)MMAPLANET
1日(日)、山口県周南市の新南陽ふれあいセンターで開催されたプロ修斗公式戦=闘裸男22のメインで天草ストロンガー四郎に勝利した摩嶋一整。
同大会は計量失敗が論議の的となったが、摩嶋自身も計量失敗により契約体重戦を戦うこととなった。地元のメインで圧倒的な勝利だが、後味の悪さは残った。
4月にRebel FCフェザー級王者となり、地元で初めてのプロ修斗大会だったからこそ、実戦を戦いたかった摩嶋の声を試合終了直後に訊いていたのでここで紹介したい。
──見事な勝利でしたが、計量に失敗してしまいました。
「本当に天草選手には申し訳なかったです。この状態で受けてくれたことを感謝しています。体重はいつも通りに落ちていたのですが、あと800グラムから落ちなくなって……実は昨日の記憶はほとんどない状況で。原因が分かっていないです」
──Rebel FCだとタイトル戦がなくなる可能性もあるわけですし。何よりも脳溢血など、機能不全に陥らなくて良かったです。
「ハイ。次もきっとタイトル戦になりますし、探り探りで毎回やっている部分もあるので、しっかりと勉強しないといけないです。4月の試合後にすぐに今回の試合が決まったので、体調は整えてきたつもりだったんですけど……。エキシビションより実戦の方が応援してくれる人達や家族も喜んでくれるので、それは良かったのですが……レベルFCの方も許可をくれましたし」
──試合展開のみを取り上げると、完勝といって良い内容でした。
「とにかく地元のメインで勝てたことはホッとしています。試合内容的には自分の持ち味が出せたかとは……。でも、もう尻がつりそうで1Rで終わらないと戦い続けることはできないという感じでした」
──この経験をいかして摩嶋選手はまたレベルFCから海外メジャーを目指してほしいです。
「今日の大会は本当に多くの人が応援してくれました。大阪や東京の試合は見に来ることができない友人も来てくれて本当に有り難かったです。地元で試合をし続けたいですが、僕の夢は海外なので……地元で戦う機会はもう今日が最後かもしれないです。
ここは格闘技は盛んではないですが、たくさんの人が来てくれて。その人たちが、もっとMMAに興味を持ってもらえると嬉しいです。修斗の山口大会が2回、3回と続き、毛利道場にも若い選手がいるので選手のレベルが上がっていけば良いと思います。アマチュアですけど闘裸男に出たいといっていう選手も子がいるので期待しています」
──レベルFCのベルトも披露できましたね。それにしても、チャンピオンになったホドルフォ・マルケス戦は完勝でした。
「練習していていたことが、そのまま出せました。相手は強豪で厳しくなると予想していたので、あの勝ち方は自信になりました。これから海外でやっていくうえで、良い経験になったと思います。ただレベルFCは僕にとって通過点で、最終的にはUFCで戦いたい。そのためには今日みたいな体重超過をすることは許されないですし、もっと勉強し改善していきたいです」