【Bellator196】華麗なるスイッチング・フライングニーッ!! アダム・ボリッチがキャリア11連勝を達成
<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
Def.2R1分30秒by KO
テオドル・ニコロフ(ブルガリア)
アマボクシング、アマムエタイ、アマMMA、そしてプロのMMAの全てで負け知らずのハンガリーの超新星ボリッチ、対してニコロフは11勝のうち10勝が初回で勝利しているブルガリアの新鋭だ。
鋭いローを見せたボリッチに対し、ニコロフは前足でハイキックを繰り出す。遠い距離から組んできたニコロフのテイクダウンを切り、直後に左をヒットさせたボリッチはパンチの交換から、左の蹴りに右を合わせていく。続くテイクダウンを切って、首相撲からヒザを顔面に突き上げたボリッチは、さらにニコロフの組みに右アッパーを合わせる。
踏み込めず、飛び込むようなダブルレッグを繰り返すニコロフに対し、左ローから飛びヒザを決めたボリッチは、またもダブルを切って首相撲&ヒザ蹴りでダウンを奪う。ハーフでエルボーを落とすボリッチは思い切り右のパウンドを落とし、初回を圧倒した。
2R、ダメージの残るニコロフにボリッチは、右ロー&左フックを決める。さらに左フックに右ストレートを合わせ、右アッパー、左フック、右ローとダッチコンビネーションでニコロフを攻め込む。ニコロフは懸命にテイクダウンを狙うも、スプロールされるとケージ際に下がるシーンが増えてくる。完全にボリッチのプレッシャーの網に掛かったニコロフは、ローを蹴られた体が固まったところで右から左の二段飛びヒザによって、腰から崩れ落ちた。
見事なKO勝ちを母国で決めたボリッチは「次はギャラガーが戦いたい」と負傷欠場、ケージサイドに陣取るジェイムス・ギャラガー戦をはにかんだような笑顔でアピールした。