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【PFL WT2025#01】フェザー級T出場選手も確定。韓国からキム・サンウォンでなく、キム・テキュンが出場!!

【写真】2022年と2023年のChallenger Seriesは、この規模間で行われていた (C)PFL

12日(水・現地時間)、前日のウェルター級に続きPFLが4月3日(木・同)にフロリダ州オークランドのユニバーサル・スタジオ内Studio19で開催するPFL World Tournament 2025#01、フェザー級トーナメント出場選手を発表した。
Text Manabu Takashima

世界トーナメント出場8選手はジェレミー・ケネディ(カナダ)、ガブリエル・ブラガ(ブラジル)、モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)、ネイサン・ケリー(アイルランド)、イーブ・ランジュ(フランス)、キム・テキュン(韓国)、アダム・ボリッチ(ハンガリー)、ヘスス・ピネド(ペルー)の8選手だ。


(C)PFL

昨年のPFLフェザー級出場選手はガブリエル・ブラガとアダム・ボリッチの2人だ。

ブラガは準決勝でチムール・カイズリエフに敗北。ボリッチは初戦で勝利後に負傷でシーズンを離脱していた。

(C)PFL

ブラガを破って2023年シーズンを制したのが、ヘスス・ピネド。

そしてブラガと準決勝で対戦予定だったが、欠場したモヴィッド・ハイブラエフは2021年のPFLフェザー級世界チャンピオンだ。

つまり今回のトーナメントには、2人のPFLフェザー級ウィナーが出場することになる。

そのピネドだが、昨年2月のPFL vs Bellatorスーパーファイトのパトリシオ・フレイレ戦を欠場し、11月のジェレミー・ケネディ戦は計量失敗で1年5カ月実戦がから離れている。

(C)PFL

一方のハイブラエフ──。

彼もまた昨年12月にADXCのグラップリングマッチでPFLを離脱したジェイムス・ギャラガーに勝利しているもののMMAは、実に1年10カ月振りとなる。

両者のブランクは気になるところだが、彼らにボリッチを加えた3選手が優勝候補といえるだろう。

ジェレミー・ケネディはUFC、PFL、そして今は亡きBellatorという3大メジャーで9勝5敗の成績を残し、Bellatorでは世界王者挑戦経験を持つ実力者だ。ただし直近の試合では昨年11月に前述したようにピネドと対戦予定だったが、体重オーバーで対戦相手がブラガに代わり、判定負けを喫している。

ネイサン・ケリーはBellatorアイルランド大会~PFLワンマッチ出場、さらにPFL Challenger series、PFL Euroを経て昨年はBellator CSで2勝を挙げている。が、彼もまた先月のPFL Road to Dubai CSでアクメド・マゴメドフにRNCで一本負けをしたが、トーナメント出場権を与えられたことになる。

イーブ・ランジュは2023年11月にISAOをスプリットで下した一戦を含め、2022年から5連勝中だったが予想外の抜擢だ。Bellator世界フェザー級王者パトシリオ・フレイレは1月にリというのも──リースを申し入れ既にUFCと契約したという話も伝わっており不参加は当然としても、2024年シーズンを制したカイズリエフ、2022年優勝&昨年は準優勝だったPFLフェザー級の中心ファイターといっても過言でないブレンダン・ラフネーンが参戦していない。

加えてケリーに勝ったマゴメドフ、MENAを制したサウジアラビア人ファイター=アブドゥル・アルカタニの名もない。PFLにとってサウジ、UAEなど中東からの投資は大きい。それもあり、中東で世界トーナメントとは別のストーリーラインが進められている可能性もあるだろう。

そのようななかか日本勢の出場がないフェザー級トーナメントでアジアから出場となったのは、韓国のキム・テキュンだ。BRAVE CFではフェザー級王座決定戦出場経験があり、UAEWでも勝利するなど中東グローバル・フィーダーショーで5勝1敗の成績を残すキム・テキュン。昨年のRoad to UFCに選外となり、RIZIN出場も希望していたK-MMAフェザー級の実力者であることは間違いない。

とはいえRoad to UFCベテランで連勝中のパンクラスで、昨年12月にフェザー級KOP王座決定戦出場が決まっていながら、PFLと契約したことでタイトルマッチを回避したキム・サンウォンの名前がないのはどういうことなのか。ライト級、あるいはバンタム級でキム・サンウォンの出場はあるのか。他階級の出場選手のアナウンスが気になるところだ。

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