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【PFL WT2025#05】無敗ハイブラエフが右→TD→バックでキム・テキュンを完封し、フェザー級決勝へ

【写真】完封勝ちで無敗を保ったハイブラエフ。レスリングの強さが傑出している(C)PFL

<フェザー級準決勝/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
キム・テキュン(韓国)

サウスポーのキム・テキュンがガードを下げて右手を伸ばす。キム・テキュンは左ミドルと右の関節蹴り。ハイブラエフは距離を取りながら体を振るってプレスをかける。ハイブラエフが右ストレートを当て、ダブルレッグで飛び込んで背中を着かせた。

キム・テキュンはクローズドガードから頭部にヒジを突き刺す。足を上げながら背中を見せて立ち上がったキム・テキュンのバックに回るハイブラエフ。そのまま右足を差し入れて、背中に飛び乗る。マットに足を着けたハイブラエフは、バックコントロールで揺さぶっていく。キム・テキュンはハイブラエフのクラッチにヒジを突き刺し続け、ラウンド終了まで凌いだ。

2R、開始早々ハイブラエフが飛び込み、ボディロックで組んだ。キム・テキュンは左オーバーフックで投げを打つも、ハイブラエフがスクランブルを制する。ケージ際で左にパスを狙ったハイブラエフが、ハーフで耐えるキム・テキュンの右腕をキムラで抱えた。しかしキム・テキュンがレッスルアップから、バックに回ってきたハイブラエフを前に振り落とす。スタンドに戻った両者。またもハイブラエフが右ストレートからダブルレッグで組みつき、リフトアップしてキム・テキュンをマットに叩きつけた。

フックガードで耐えるキム・テキュンに対し、ハイブラエフがパスの圧力を掛け続ける。右足をまたいだハイブラエフは、キム・テキュンをケージに押し込みながらバックへ。キム・テキュンはハイブラエフのバックコントロールを切り返して離れた。しかし左ミドルハイを放った際に足を滑らせてしまい、亀になる。ガブったハイブラエフがバック→トップへ回ると、キム・テキュンが立ち上がった。キム・テキュンは正対し、両腕を差し上げて逆にテイクダウンを奪う。キム・テキュンが腰を上げると、ハイブラエフがフックガードで跳ね上げる。共にスタンドへ戻り、見合ってラウンドを終えた。

最終回、キム・テキュンが左ストレートを伸ばす。キム・テキュンの跳びヒザに、ハイブラエフが右フックを合わせた。ケージ中央で飛び込んだハイブラエフが、ダブルレッグでキム・テキュンに背中を着かせる。

ボトムからパンチを連打し、上半身を起こしたキム・テキュンのバックに回るハイブラエフ。再びキム・テキュンに背中を着かせ、バックコントロールから投げを打つ。キム・テキュンは離れることができない。ケージ際でハイブラエフがハイクロッチに切り替えようとしたところで、キム・テキュンが離れた。キム・テキュンは右跳びヒザ、右スピニングバックキックを繰り出すが、疲労は明らかだ。ハイブラエフがテイクダウン&トップキープで試合終了を待った。

判定は文句なくフルマークでハイブラエフの勝利。MMA25戦無敗のハイブラエフが、フェザー級トーナメント決勝に駒を進めた。


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