【PFL WT2025#05】菊入が2Rに打撃で追い込むも、ストーリーの組みに判定負け。W級準決勝敗退に終わる
【写真】2Rに流れを掴んだ菊入だったが、3Rにストーリーが執念のTD&トップキープ。これがベスト4の壁か (C)PFL
<ウェルター級準決勝/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
Def.3-0:30-27.29-27.29-28
菊入正行(日本)
菊入が腰を落として構え、ジャブを突いて前に出ていく。ストーリーが左フックから組みつこうとするが菊入が離れる。菊入は前蹴りで距離を取るが、ストーリーが右ストレートから菊入に組みつき、菊入の後ろに回って持ち上げるようにしてテイクダウンする。菊入は半身になって立ち上がろうとするが、ストーリーが菊入を寝かせる。ストーリーは菊入の左足を超えてハーフガードで上になってヒジ。自分の左手を背中超しに回し、菊入を立たせないようにして鉄槌とヒジを連打する。
菊入はストーリーのパンチをもらいながらも亀になって立ち上がる。ストーリーはそのまま後ろについて菊入を寝かせる。先ほどと同じ形でストーリーがハーフガードでトップキープする。菊入は左腕を差して、潜りから展開を作ろうとするがストーリーのトップキープが強い。ストーリーは残り20秒を切ったたところで体を起こしてヒジとパンチを連打。ケージを背にした菊入が立ち上がろうとしたところでラウンド終了となった。
2R、菊入はジャブと右の前蹴り、右ストレートにつなげる。ストーリーが右カーフを蹴ると、菊入も右カーフを蹴り返す。菊入はパンチのフェイントから右カーフ。じりじりと前に出るストーリーがジャブから組みついて、菊入をケージに押し込む。菊入は左腕を入れて深く組ませず、続くストーリーのシングルレッグを切って離れる。試合がスタンドに戻ると菊入が右アッパーから左フック、ジャブ、ワンツー、右カーフと手数を増やす。
さらに菊入が右アッパーから右ストレートを当てると、ストーリーの動きが止まる。ストーリーはダブルレッグに入ってバックに回るが、菊入はケージに体を預けながら離れる。菊入がジャブ、さらに右アッパーから左フック、右の前蹴り。ストーリーはジャブで前進。ここでダブルレッグに入ると、ストーリーはすぐに左腕を背中にから回して菊入の左腕を取って寝かせる。ここは菊入も腕を外して立ち上がって離れる。
菊入がジャブと左フック、右ストレート。ストーリーも右ストレートを打ち返す。菊入は顔面前蹴り、ジャブから前に出て、ストーリーのダブルレッグを切る。ストーリーも必死にシングルレッグで組みつき、菊入は足を抜きながら離れようとするが、ストーリーもしつこく足を持ってテイクダウンする。菊入はケージに背中を預けて立ち上がり、正対して2Rを終える。
3R、菊入はジャブを細かく当てて、ストーリーの前進に左フックと右ストレートを当てる。ストーリーがダブルレッグに入り、菊入は半身になって右手をマットについて立とうとするが、ストーリーは菊入の右手を引いて寝かせる。ストーリーは肩固めを狙いつつ、菊入の左足をまたぐ形のハーフガードでトップキープする。
菊入は半身になって立ち上がろうとするが、ストーリーがトップキープを続けて時間を使う。菊入は右腕を差して潜りで展開を作ろうとすると、ここもストーリーがトップキープ。残り1分で菊入が背中を見せて立ち上がり、ストーリーがそのまま菊入に組みついてテイクダウンして、トップキープする。菊入も再び背中を見せて立ち上がり、終了直前に正対する。最後の最後に逆転を狙った菊入のパンチは空を切った。
判定は3-0でストーリーが勝利。2Rに打撃で活路を見出した菊入だったが、1・3Rはストーリーのテイクダウン&トップキープを崩すことが出来ず、ウェルター級トーナメント準決勝敗退となった。