【PFL WT2025#05】Fe級補欠戦、1Rにダウンを奪ったボリッチがマジョリティ判定でケネディを下す
【写真】TD&バックコントロールで追い上げたケネディだったが、打撃を効かせたボリッチが勝利した (C)PFL
<フェザー級補欠戦/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
Def.2-0:29-28.29-28.28-28
ジェレミー・ケネディ(カナダ)
2021年4月にBellatorで対戦している両者。この時はボリッチが判定勝利を収めている。ケネディがジャブを突きながら前に出る。ボリッチは距離を取りつつジャブと右カーフを返し、ワンツーから飛び込む。さらに右アッパーからの左フックを当ててダウンを奪う。ボリッチが追撃のパンチを落とすと、ケネディがハーフガードから左腕を差して、右手でボリッチの足をすくいにいく。」
ボリッチは左足と腰を引いてトップキープし、自分の頭でケネディの顔を押して距離を作りつつ左のヒジを入れる。ケネディが右肘をついて身体を起こそうとすると、ボリッチがケネディを寝かせつつ肩固めへ。ケネディはブリッジを効かせてポジションを入れ替えるとインサイドガードからパンチとヒジを落とす。
2R開始直後にケネディがダブルレッグで飛び込んで、ボリッチをケージまで押し込む。ボリッチに尻餅をつかせると、背中を見せて立とうとするボリッチのバックに回る。ケネディは背中越しに左手でボリッチの左手を掴み、そのまま両足をフックしてバックコントロールする。ケネディは右足を深く入れて四の字フックし、左手で細かくパンチを入れる。
ボリッチはケネディの右手を右脇に挟んで固定するが、バックコントロールから逃げる動きが見られない。逆にケネディは左のパンチをコツコツ入れながら、左手を首に回してRNCを狙う。ボリッチがその左手を持ってディフェンスすると、今度はケネディが右のパンチを入れる。2Rはほとんどの時間をケネディがバックコントロールした。
3R、ケネディががジャブから前に出る。ボリッチが右をかぶせ、組もうとするケネディに右アッパーを突き上げる。ケネディはジャブを突きながら前に出て、そこからテイクダウンを狙う。ボリッチはそれを切って首相撲の形でケネディをケージに押し込んで離れる。ケネディは変わらずジャブからワンツー、しつこく組みを狙ってシングルレッグへ。ボリッチをケージまで押し込むことに成功する。
ボリッチはケネディの頭をつぶして切ろうとするが、ケネディも頭の位置を変えながらダブルレッグに切り替えつつ、ボリッチをケージに押し込み続ける。ケネディはボリッチの右足にシングルレッグに入る形になり、ボリッチは右手をケネディの顔の前に入れて、左の鉄槌とヒジを入れる。
ケネディはボリッチにヒザをつかせてバックを狙うが、ボリッチが立ち上がる。残り30秒、離れたボリッチはケネディの右ローにワンツーを合わせ、右ストレート、左フック、二段蹴りを繰り出した。結果は1Rにダウンを奪ったボリッチが判定2-0で勝利。4年ぶりの再戦、そしてトーナメント補欠選で勝利した。