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【UFC323】「UFC! Give me title shot!!」平良達郎、元世界王者モレノを2R2分24秒パウンドアウト!!!!

【写真】勝利の雄たけび!(C)Zuffa/UFC

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
Def.2R2分24秒by TKO
ブランドン・モレノ(メキシコ)

大きなブーイングで迎らえられた平良、対照的にモレノは大声援を受ける。平良が−120フェイバリット&モレノ+100アンダードッグも、ほぼ互角の予想だ。モレノが中央、平良が左回り基調で右オーバーハンドを振るう。平良のカーフをかわしたモレノは、ダブルレッグを切り、そのままドライブして倒しに来た平良のトップを伺う。リバーサルされ三角絞めをセットしたモレノだが、平良は腰を上げ腕を取られないよう頭をケージに押し込む。

腰を高いモレノだが、平良は解除できない状態が続く。平良はワキ腹にヒザを入れてスラム。モレノは足を組み直す。頭を跨ぎたい平良だが、ケージ際でそのスペースはない。時間が経過すると、ロックは緩むだろうがタイムまでモレノは三角をキープしにかかるつもりか。結果、終了15前に解除した平良はがぶってヒザを入れた。

2R、「ポイントは気にするな。10分間、攻め切ろう」という師・松根良太を受けた平良が、インローを蹴る。左から右を当てたモレノは、平良のステップインをサークルアウトする。モレノはテイクダウンのフェイクに反応しながら、ローからワンツーを繰り出す。平良はカーフを蹴り、オーバーハンドをかわす。

ダブルレッグを切ったモレノとの距離を詰めドライブした平良が、ボディロックテイクダウンからマウントへ。スクランブル&レッスルアップ、シングルレッグ狙いのモレノのバックに回った平良は、ボディトライアングルからパンチを連打する。背中が伸びそうになり、パンチを受け続けたモレノの体が伸びたのを見てレフェリーがストップ。

やや早いという印象はあるが、平良は完璧にやるべきことをやり切ったパウンドアウト勝利だ。「ナイス・トゥー・ミー・チュー、エブリバディ。アイム・ハッピー、サンキュー」と絶叫した平良は、ストップが早くて驚いたかというジョー・ローガンの質問に「パウンドが凄く入っていて効いているのが分かったので、パウンドのKOは初めてなので驚きました」と返答。そして「UFC、プリーズ・ギブ・ミー・タイトルショット」というシャウトで試合を締めた。


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