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Overlooked【LFA234】強かった挑戦者=ウルグアイのマウレンテ。劣勢のナシメントが三日月で逆転KO勝ち

【写真】2度目の暫定王座防衛に成功したナシメント。敗れたマウレンテが予想していないほど良いファイターだった(C)LFA

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは5月29日(金/現地時間)にブラジルはサンパウロ州カジャマルのジナージオ・ド・ポビーリョで開催されたLFA234から、LFA暫定ライト級選手権試合=王者ジェフィソン・ナシメントと挑戦者ジャン・マウレンテの一戦のお伝えしたい。

正規王者リッチー・ミランダが前週に2度目の王座防衛に成功したのに対し、2023年に暫定王座を獲得したナシメントも、これが2度目の防衛と――統一戦が行われず、まさかの北米王座と南米王座のような状態が続くLFAライト級戦線。12勝0敗の暫定王座に挑むマウレンテは、ウルグアイのSFH(サムライ・ファイト・ハウス)ライト級王者だ。9勝1敗、4KO勝ちと5つの一本勝ち、全て1Rで勝利を手にしているマウレンテが、世界を目指しLFAにやってきた。

<LFA暫定ライト級選手権試合/5分5R>
ジェフィソン・ナシメント(ブラジル)
Def.4R2分00秒by KO
ジャン・マウレンテ(ウルグアイ)

すぐにスイッチしたマウレンテ、少し体が緩い。左ハイを見せて、バランスを崩したマウレンテが即立ち上がる。マウレンテは鋭い左ミドルを決め、オーソに戻す。ここから左リードフックを入れたマウレンテが、右カーフを蹴る。構わず圧を掛けるナシメントは右ハイを蹴り、右ストレートを伸ばす。

フマウレンテもフックで前に出るが、ナシメントが右にサークルアウトする。右カーフを蹴ったマウレンテが左ミドルから左フック、そして右カーフを蹴る。攻撃は多く、当たってもいるがダメージを与えることができないマウレンテのステップインに、ナシメントがカウンターを合わせる。オーソで前足のミドルを蹴ったマウレンテは、蹴り足を前に着地して構えを変える。

惑わされないナシメントは、マウレンテの左に右アッパーを決める。続くミドルをキャッチしたマウレンテが、クリンチからエルボー――も空振りに。逆に縦ヒジを入れて離れたナシメントが左に回る。そこに左ミドルを蹴り込んだマウレンテは、ステップバックしつつスイッチ。残り10秒を切って、ナシメントがテイクダウンを狙ったが、マウレンテが切って時間を迎えた。

2R、マウレンテの右カーフを外したナシメントが、右前蹴り。さらに右フックをダブルで繰り出すが、マウレンテがかわす。スピニングバックキックを見せたマウレンテ。間合いを測る両者。

90秒が経過してクリンンチの攻防になると、マウレンテがナシメントの小外をすかして上を取る。が、すかさず左腕を差しハーフからレッスルアップのナシメントが、ボディロックテイクダウンでリバーサルに成功する。ハーフで抑えたナシメントは、マウレンテのブリッジを泳がせてバックへ。続いて前転したタイミングでリリースし、両者がスタンドで向き合う。右ロングで踏み込んだナシメントに対し、マウレンテがワンツーを返す。

ナシメントが再び左にサークリングしても、マウレンテは追いかけてワンツーを繰り出す。ケージ中央を取り、右に回ったナシメントに左スピニングバックキックを狙ったマウレンテ。外したナシメントのサークリングを追う展開が続く。マウレンテは右ハイを蹴り、ガードしたナシメントが中を取り返す。左リードフック、ヒザ蹴りとステップインするマウレンテに対し、ナシメントが左フックから右ストレートを放つ。

さらに右ハイを蹴ったナシメント。残り30秒を切り、ナシメントのワンツーをマウレンテがワンツーで迎え撃つ。前足の左ハイから前に出たマウレンテに、ナシメントが右エルボーを当てタイムアップに。挑戦者がラウンドを取り返した。

3R、やや前重心になり、圧を掛けるようになったチャンピオン。右を見せるが、マウレンテが左ミドルを蹴り込む。ナシメントはダブルレッグでドライブ、一度は両足を浮かされたマウレンテが耐える。小外刈りをここも切り返してトップを取った挑戦者に対し、ナシメントはディープハーフからシングルレッグへ。

すぐに足を抜いて立ち上がったマウレンテに続き、ナシメントも立ち上る。マウレンテは前に出てクリンチから右エルボーを決める。そのままボディロックに取るが、ナシメントがウィザーで耐える。エルボーを打って離れたマウレンテが、ステップインしながらのスピニングバックバックエルボーをヒットさせ、ダウンを奪う。

チャンピオンはクローズドガード、マウレンテがパウンドを落とす。蹴り上げられて立ち上がったマウレンテは、レフェリーのブレイクを待つ。右フックから左ハイ、前に出るマウレンテにナシメントも右エルボーを打ち込む。マウレンテが怯まず、ワンツーを返してケージにチャンピオンを押しこき、ここでもエルボーを打って離れた。左フックの相打ちで打ち勝ったマウレンテだが、さすがに疲れたか、口が開いている。

ナシメントは左右に回り、右エルボー。ジャブを入れ、左をかわして足を使う。右三日月で前に出たマウレンテが試合をリードした。

チャンピオンシップラウンドとなる4R、人生初、未知の試合時間に向かったマウレンテは、構えを変えつつ左に回る。右ハイから右ストレートを伸ばしたナシメントが圧を掛け、左フックをヒットさせる。マウレンテは構わず左ハイ、そしてカーフを蹴る。さらに右オーバーハンドを見せたマウレンテは、インローから左ハイを見せる。

これをブロックしたナシメントが距離を詰めて、左ショートをヒット。一瞬動きが止まったマウレンテは、ワンツーを返して前に出る。と、直後に右三日月をナシメントが決めると、この一発でマウレンテがヒザをマットにつき、苦悶の表情を浮かべる。ナシメントは追い打ちのパウンドも狙わず、KO勝ちを決めた。

「今日はなぜ、僕がチャンピオンなのか証明した。なぜ、ここまでUFCで戦うことが必要なのかを示した。13勝0敗、まだ負けていない。僕が本当のチャンピオンだ」と暫定王座の防衛に成功したナシメントはマイクで話した。


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