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【LFA218】初の欧州大会 in テネリフェ。マカエフがいきなり、ベルトを欧州で保持できるか

【写真】現地の前評判は挑戦者有利(C)LFA

27日(土・現地時間)、LFAにとって初のヨーロッパでのイベントとなるLFA218「Nascimento vs Makaev」がスペインはカナリー諸島テネリフェ島のサンタクルス・デ・テネリフェにあるパベヨン・インスラル・サンティアゴ・マルティンで開催される。
Text by Manabu Takashima

メインでLFA暫定ライト級選手権試合=暫定王者ジェフィソン・ナシメント×挑戦者ビサングル・マカエフが行われる同大会。王者がブラジル、挑戦者がスウェーデン。それ以外に開催国スペインは当然として、イタリア、英国、ポルトガル、フランス、アイルランド、ベルギー、ノルウェー、ジョージア、ロシアとモロッコ、13ヵ国からファイターが集まっている。


うちヨーロッパから11ヵ国。現状、過半数を占める米国での大会も世界中からファイターが出場しているが、その多くが米国在住の選手達だ。日本の上久保のように太平洋を越えて出場する選手は、大会バジェッド的にもほとんどいない。

同様にブラジル大会はほぼブラジル人ファイターで占められており、次いで南米諸国からから選手を招聘している。欧州からの参加はごくまれにみられるが、北米からの出場は皆無だ。

もともとLFAタイトルはUFCやコンテンダーシリーズへのチケットという性格もあり、王座防衛戦が組まれることが非常に少ない。その結果、ブラジルではブラジル人同士のタイトルマッチも組まれている。今回暫定王座戦が組まれたように、今後は定期的に欧州大会が開かれて行くなら、ヨーロッパ勢の間でLFAのベルトが争われることも十分に考えられる。

特に今回の挑戦者――スウェーデン国籍を持つチェチェン人ファイターのマカエフがベルトを巻くようなことがあれば、正規王者リッチー・ミランダと統一戦が組まれることになる。一方でミランダがステップアップを果たすと、王座は返上され暫定王者が正規チャンピオンに繰り上がる可能性も十分にある。

欧州にベルトが渡れば、UFC欧州大会でデビューを迎えるファイターが増えることになるやもしれない。まずはスペイン、そしてポルトガルという西側ラテンヨーロッパがLFA欧州の拠点になる模様だが、継続的に年間5、6大会という目標が達成されるのか。まずは旗揚げ戦に、注目だ。


■視聴方法(予定)
9月28 日(日・日本時間)
午前4時00分~UFC FIGHT PASS

■ LFA218メイン対戦カード

<LFA暫定ライト級選手権試合/5分5R>
[暫定王者]ジェフィソン・ナシメント(ブラジル)
[挑戦者]ピサングル・マカエフ(スウェーデン)

<151ポンド契約/5分3R>
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)
ヴァルテル・コリアンドロ(イタリア)

<ウェルター級/5分3R>
アルヴィ・ダスイエフ(ベルギー)
ダニイル・プライカザ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ゴチャ・シェイニツ(ジョージア)
マゴメド・ナズロフ(フランス)

<ミドル級/5分3R>
ギレルミ・ソアレス(ポルトガル)
ロビン・ルース(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・ホルト(英国)
オルカル・メンデ(スペイン)

<バンタム級/5分3R>
レダ・アブデラウイ(モロッコ)
アレクソンドル・キャホル(フランス)

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