【Bellator196】ザッツ・ダッチMMA、キルホンツがキック&柔道でチェスコヴァを完封
<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホンツ(オランダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ペトラ・チャスコヴァ(チェコ)
やや遠目の距離からローやジャブを放つチェスコヴァに対し、右を合わせてようとするキルホンツ。前蹴りから距離を詰めると、キルホンツは首投げで投げてそのままトップを奪取する。背中を譲らずパウンドを落とすキルホンツは、袈裟固めへ。このままチェスコヴァの左腕にアームバーを狙う。
スクランブルから立ち上がったチャスコヴァに右を打ち込んだキルホンツだが、逆に右を被弾する場面も。間合いを取り直すチャスコヴァだが、そのリーチの長さもキルホンツのスピードに遅れを取り、右を被弾する場面が増えて来る。右を受けて、マウスピースを吐き出したチャスコヴァはスピニングバックフィストをかわされ、右アッパーを打たれる。さらに前蹴りで突き離したキルホンツが初回を取った。
2R、前蹴りとワンツーでプレッシャーを強めるキルホンツは、パンチを打つときにガードが下がるチェスコヴァに確実にパンチをヒットさせる。チャスコヴァの左に右を合わせ、左前蹴りでケージまで後退させたキルホンツは、そのまま自分の打撃の距離をキープして戦う。組みに来ないチェスコヴァに対し、キルホンツはキックボクシングを続け攻勢を維持する。
チェスコヴァはキルホンツのスピニングバックフィストに組みついて、テイクバックから寝技に持ち込むも、すぐにスタンドに戻られ離れられてしまう。スピニングバックフィストをブロックし、勢いよくパンチを放つキルホンツがこの回も取った。
3R、チェスコヴァの粗いフックに右を打っていくキルホンツは、パンチの打ち終わりにローを蹴りこむなど、しっかりと相手の動きが見えている。下がりながら左フックを打ち下ろすキルホンツはチェスコヴァのパンチを時折り顔面に受けても構わず前に出て、左フック、右ストレートを当て続ける。そのまま思い通りパンチを打ち、ダウンこそ奪うことはできなかったが、最後にテイクダウンを奪うなど危なげなく戦い抜いたキルホンツが、柔道&キックで判定勝ちを手にした。