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【Tokyo Int.Open 2018】東京国際─02─ミッツがヘイジを下しミドル級優勝。紫帯でジエゴに敗れた宇野3位

Middle【写真】ミドル級優勝のミッツは大会MVPといっても過言でない (C) TSUBASA ITO

24日(土)、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で、IBJJF主催の「東京国際オープン柔術2018」が行われた。今回はアダルト黒帯の中量級から重量級の4階級を中心にお伝えしたい。
Text by Tsubasa Ito


【ミドル級】
トーマス・ミッツとベースボールチョークで有名なマジッド・ヘイジが決勝で対戦し、ヘイジが引き込みを選択すると、一瞬の隙を突いて体を起こし、スイープの2ポイントを奪う。ミーツはクローズドガードの体勢でしばらく様子をうかがうと、スイープを決めて同点とする。パスのプレッシャーから背後を取ったミーツはバックマウントを奪取して逆転、6-2で優勝を決めたミーツは、6月のムンジアル出陣へ気運が高まったか。

ultra heavy【ウルトラヘビー級】
3名がエントリーし、初戦でリマにアドバンテージ差で敗れた関根秀樹だが、ホジャー・グレイシー柔術の気鋭アリヤ・エスファンデマーズを下し、決勝で再びリマと顔を合わせることとなった。

その関根はガードポジションを選択すると、パスガードを狙ってアタックをかけたリマにアドバンテージ1が入る。関根がハーフガードの体勢のまま時間が過ぎ、迎えた8分過ぎ。スイープを狙って勝負に出るが、リマが踏ん張り未遂に終わる。時間がない関根は試合終了間際に投げを打ったが得点にはならず、このアドバンを守ったリマが関根に連勝を収めて頂点に立った。

Open【無差別級】
黒帯各階級で表彰台に立った選手に出場権が与えられるオープンクラスは、11名がエントリー。ヘビー級を制したオマー・サブハと、ミディアムヘビー級を制したディエゴ・コリノが決勝まで勝ち上がった。ガードを取ったサブハがスイープを決め、開始1分で幸先よく2ポイントを先制する。さらにサブハは積極的にバックを奪いにいき、アドバンテージを積み重ねる。対してコリノもスイープを決めてポイント2-2の同点とする。そのまま試合終了となり、アドバンテージ4-1でサブハが優勝。ヘビー級と合わせ2冠を獲得した。

Oda【紫帯】
豪州から帰国し、「向こうの食事で体が大きくなった」と笑うホベルチ・オダはBrasa CTA JAPAN所属でライト級にエントリーし問題なく優勝を飾ると、なんと無差別級も制し東京国シアダブルクラウンとなった。すぐに豪州に戻るホベルチ、ムンジアルはフェザー級で挑むとのことだ。

Satoなお、フェザー級には宇野薫が出場し、初戦をアドバンテージ差で勝利するも準決勝で青帯時代から全日本を制するなど小川柔術の強豪ジエゴ・サトーに対戦する。序盤から0-8とリードを許したのはバックマウントからカラーチョークでタップし、一本負けを喫した。ジエゴは続く決勝で大柳敬人を下し、優勝を果たしている。

■東京国際柔術 アダルト黒帯リザルト

【ルースター級】
優勝  マテウス・マガリャエス(ブラジル)
準優勝 渡辺翔平 (日本)

【ライトフェザー級】
優勝 鍵山士門 (日本)
準優勝 平尾悠人 (日本)
3位 ルイス・ピント(ブラジル)

【フェザー級】
優勝 ヴィトー・ジェノベシ(ブラジル)
準優勝 大塚博明 (日本)
3位 塚田市太郎 (日本)
3位 加古拓渡 (日本)

【ライト級】
優勝  マルコ・アレハンドロ(ブラジル)
準優勝 高本裕和 (日本)
3位  ダヴィッド・ヨンナン(豪州)
3位 白石勝紀 (日本)

【ミドル級】
優勝  トーマス・ミッツ(フランス)
準優勝  マジット・ヘイジ(米国)
3位  ハビエル・ヤムニ(米国)
3位  パク・チョンヒョン(韓国)

【ミディアムヘビー級】
優勝  ディエゴ・コリノ(グレイシーバッハ)
準優勝  バイキング・ウォン (韓国)

【ヘビー級】
優勝  オマー・サブハ(ヨルダン)
準優勝 ドゥ・ユンライ (中国)

【ウルトラヘビー級】
優勝  ギヘルミ・ジ・リマ(ブラジル)
準優勝  関根“シュレック”秀樹 (ブルテリアボンサイ)
3位  アリヤ・エスファンデマーズ(英国)

【オープンクラス】
優勝  オマー・サブハ(ヨルダン)
準優勝  ディエゴ・コリノ(ブラジル)
3位 アリヤ・エスファンデマーズ (英国)
3位  トーマス・ミッツ(フランス)

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