【写真】日本ブラジリアン柔術界、男女最強の2人が出場。これぞ全日本!!(C)MMAPLANET

8月4日（日）、東京都文京区の文京区総合体育館にて開催されるJBJJF主催の全日本ブラジリアン柔術選手権。MMAPLANETでは20日零時時点のエントリーリストを元に書く階級のプレビューを行なったが、その後の追加出場選手を記しておきたい。

ルースター級には特に大きな変動は見らなかったが、ライトフェザー級は11名からさらに5人の参加選手が確認され、全日本同級3連覇中──、そして現在の日本のブラジリアン柔術界一の実績を残し、かつ実力を誇る橋本知之（CARPE DIEM）の名がリストに加わった。さらに同じカルペディエムからHOPE所属の宮地一裕、北海道から日本一を目指す冨田尚弥（パラエストラ札幌）も出場する。すでに山田秀之（トライフォース）、平尾悠人（エクストリーム柔術アカデミー）、川嶋和哉（パラエストラ千葉）、後藤貴史らの出場が決まっていたが、橋本の出場は群雄割拠からストップ・ザ・橋本知之にトーナメントの性格を変えることになる。

なお9月に米国に旅立つ嶋田裕太（MG JAPAN Nexusense）の全日本出場は今年も見送られることとなった。加古拓渡、大塚博明、塚田市太郎、チアゴ・ハタダ、櫻井徹也らが中心となると予想されたフェザー級に昨年の全日本王者で、一昨年のアジア王者＝八巻祐（X-TREME EBINA）、2月の東京オープン同級優勝の横山武司（スウェルズ柔術ジム）が加わった。

プレビュー記事掲載時点の6名から13名に参加者が増えたライト級。

東京国際優勝の毛利部慎佑（リバーサルジム川口リディプス）が本命であることに変わりないが、世羅智茂（CARPE DIEM）、昨年のアジア準優勝&7月の全日本オープンでダブルゴールドを獲得した森戸新士（藤田柔術）、3月の大阪国際覇者・白石勝紀（グレイシーバッハ神戸）という関西縁の実力者、昨年の茶帯王者で全日本ノーギも制した樋口翔己（パラエストラ吉祥寺）というロースターに山中健也（IGLOO）、9月にはONE Japan Series出場も決まっている元KSWフェザー級王者クレベル・コイケ（ボンサイ）の出場も分かった。クレベルの活躍如何で、トーナメントの行方が左右されるか。優勝戦線とともに二足の草鞋を履くクレベルに、柔術家達が意地を見せるかも注目したい。

ミディアムヘビー級に昨年ミドル級優勝のトーマス・ミッツ（CARPE DIEM）がエントリー、添田航平（BOHEMIANS）や中村勇太（T-REX柔術アカデミー）、新美吉太郎との絡み合いが楽しみだ。さらにCARPE DIEMからはウルトラヘビー級にハイサム・リダが出場、関根秀樹（ボンサイ）との一騎打ちに。ミッツをミディアムヘビー級に配置し、ミドル級に渡辺和樹を投入したカルペディエムは、団体優勝3連覇に万全を期している。

また女子では黒帯ライトフェザー級で、芝本さおり（トライフォース柔術アカデミー）、村上彩（CARPE DIEM）に続き、女王・湯浅麗歌子（DRAGON’S DEN）が参戦!!　2009年青帯フェザー級優勝以来、実に10年振りに全日本の頂点を目指し2階級上でのチャレンジとなる。また湯浅は無差別級にもエントリーしており、昨年の茶帯ライト級優勝でオープンは柔優勝だった金子裕規（CARPE DIEM）が、ミドル級とともに無差別にも出場するため、本来はルースター級の湯浅はダブルゴールドを目指す全日本となる。