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【Tokyo Int.Open 2018】東京国際─01─海外から多数参加。フェザー級でホッチブラッヂ=ジェノベシが優勝

Tokyo Int 2018【写真】アジア選手権と遜色ないほど、海外からの出場選手が集まった東京国際だった。写真はフェザー級で優勝を果たしたヴィトー・ジェノベシ(C) TSUBASA ITO

24日(土)、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で、IBJJF主催の「東京国際オープン柔術2018」が行われた。まずはアダルト黒帯の軽量級4階級の模様をお伝えしたい。
Text by Tsubasa Ito


Rooster【ルースター級】
渡辺翔平とマテウス・マガリャエスによるワンマッチ決勝戦となった。開始早々、渡辺が道着をつかまずに引き込んだと判断され、ルーチ1が宣告される。再開後もガードポジションを選択した渡辺は、スイープを狙った際にアドバンテージ1を獲得。

5分過ぎ、マガリャエスがトップからパスの猛攻を仕掛けるが、渡辺はこれをしのぐ。マガリャエスは8分半からふたたび猛攻を仕掛け、残り40秒でアドバンテージ1を返して同点とする。そのままタイムアップとなり、ルーチ1の差でマガリャエスが優勝。渡辺にとっては開始直後のルーチが響く痛恨の敗北となってしまった。

Light Feather【ライトフェザー級】
3名エントリーのこの階級は共にルイス・ピントを破った鍵山士門と平尾悠人による日本人対決となった。アドバンテージの差で辛くも決勝行きを決めた鍵山に対し、平尾はポイント10-0でリードした状態から腕十字で一本勝ちを収めており、勢いは平尾にあるかに思われた。

両者低い構えからダブルガードの体勢となると、トップを選択した鍵山にアドバン1が入る。6分過ぎにスタンドとなると今度は鍵山が引き込みガードの体勢をつくった。アドバン1リードされている平尾は残り2分からアタックをかけるが、逆に鍵山がアドバンを2つ加算し、ポイント0-0、アドバンテージ3-0で鍵山が頂点に立った。

Feather【フェザー級】
決勝戦は1回戦で塚田市太郎を破ったヴィトー・ジェノベシと、加古拓渡とのシーソーゲームをアドバン差で制した大塚博明の対戦となった。開始直後、引き込んだジェノベシは、すぐさまスイープを成功させて速攻で2ポイントを先制する。その後もジェノベシはトップから試合の主導権を握り、6分半にパスガードとマウントポジションを連続で成功させ、ポイント9-0とリードを広げる。

残り1分となり、ジェノベシはセーフティーリードにも思えたが、なおもアグレッシブにパスを狙って猛攻を仕掛ける。そのままタイムアップとなり、アリアンシ・リオ総帥アレッシャンドリ・パイヴァの御曹司が長引く肩の負傷を残り超えて、優勝を決めた。

Light【ライト級】
初戦を勝ち上がったマルコ・アレハンドロと高本裕和が優勝を争った。アレハンドロがトップを、高本がガードポジションとなると、パスガードを狙ったアレハンドロが連続でアドバンテージを獲得する。

攻め手を緩めないアレハンドロはバックを狙ってさらにアドバンを追加すると、流れるような動きでバックコントロールを成功させ、4ポイントが入る。終盤はトップから必死でパスを試みた高本だったが届かず、アレハンドロが優勝を決めた。

■東京国際柔術 アダルト黒帯リザルト

【ルースター級】
優勝  マテウス・マガリャエス(ブラジル)
準優勝 渡辺翔平 (日本)

【ライトフェザー級】
優勝 鍵山士門 (日本)
準優勝 平尾悠人 (日本)
3位 ルイス・ピント(ブラジル)

【フェザー級】
優勝 ヴィトー・ジェノベシ(ブラジル)
準優勝 大塚博明 (日本)
3位 塚田市太郎 (日本)
3位 加古拓渡 (日本)

【ライト級】
優勝  マルコ・アレハンドロ(ブラジル)
準優勝 高本裕和 (日本)
3位  ダヴィッド・ヨンナン(豪州)
3位 白石勝紀 (日本)

【ミドル級】
優勝  トーマス・ミッツ(フランス)
準優勝  マジット・ヘイジ(米国)
3位  ハビエル・ヤムニ(米国)
3位  パク・チョンヒョン(韓国)

【ミディアムヘビー級】
優勝  ディエゴ・コリノ(グレイシーバッハ)
準優勝  バイキング・ウォン (韓国)

【ヘビー級】
優勝  オマー・サブハ(ヨルダン)
準優勝 ドゥ・ユンライ (中国)

【ウルトラヘビー級】
優勝  ギヘルミ・ジ・リマ(ブラジル)
準優勝  関根“シュレック”秀樹 (日本)
3位  アリヤ・エスファンデマーズ(英国)

【オープンクラス】
優勝  オマー・サブハ(ヨルダン)
準優勝  ディエゴ・コリノ(ブラジル)
3位 アリヤ・エスファンデマーズ (英国)
3位  トーマス・ミッツ(フランス)

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