【WJJC2019】Flash 黒帯初日、日本勢で勝ち残ったのは湯浅麗歌子、橋本知之、芝本幸司の3人のみ
【写真】橋本は危なげなく澤田を下し、ベスト8進出を決めている(C)MMAPLANET
1日(土・現地時間)にカリフォルニア州ロングビーチのカリフォルニア大ロングビーチ校内ピラミッドで、IBJJF主催のブラジリアン柔術世界選手権第3日目=黒帯の初日が行われ日本人選手の多くが初戦敗退という厳しい状況に陥った。
厳しい現実が日本ブラジリアン柔術界の前に立ち塞がった。ムンジアル3日目、日本からは男子はルースター級に4人、ライトフェザー級にも4人、フェザー級が1人の計9名が出場したが、初戦を突破しベスト8に残ったのが2人という結果に終わった。
女子ではルースター級で黒帯5連覇を目指す湯浅麗歌子が、準決勝が初戦となり──昨年は三角絞めで破ったタミレス・アキノと対戦。僅か1分で三角クラッチからアームロックを決めて一本勝ちし、決勝戦進出を決めた。
また女子ライトフェザー級に出場した芝本さおりは、初戦でリタ・ギブレーンを10-0の判定勝ちで破るも、続く準々決勝でアマンダ・モンテイロの腕十字に一本負けとなった。
芝本さおりの敗北をマットサイドで見届けて、ルースター級の初戦に臨んだ芝本幸司はデイヴィッド・ペレイラを3分54秒襟絞めで下し、明日の準々決勝進出を決めた。
渡辺翔平は優勝候補ながら過度の減量で目が窪んでいたマイキー・ムスメシを相手に粘りを見せるも力及ばす2-8で敗退。メダルに一番近い男=橋本知之は澤田伸大との日本人対決をバックマウントを制しバックグラブを獲得し4-0で勝利している。
ライトフェザー級では嶋田裕太がアレクサンドロ・ソドレと対戦。スイープで先手を取られ、一旦はスイープを取り返し4-2と接近したが、パスガード勝負でさらにスイープを2度許した結果2-8で敗れる。
嶋田にとって黒帯を巻いてからは初のムンジアル初戦敗退となってしまった。
同じくライトフェザー級では鍵山士門はアドバンで優位に立ちながらも、終盤にスイープを許し、0-2でラム・アナンダに逆転負けを喫し、山田秀之はペドロ・クレメンチにポイント2-0で逃げ切られた。また加古拓航はパブロ・マントヴァーニに襟絞めで一本負けとなり涙を流した。さらにフェザー級で唯一のエントリーとなった大塚博明は0-16で──再戦となったジョアオ・メンデスに完敗を喫するなど、ルースター以外の出場選手は全て初戦敗退となった。