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【TTF Challenge 07】ソ・ジヨンに逆転、初めての一本勝ち=ライカ─01─「全部出そう。諦めない」

Raika【写真】充実振りが、際立つ。吹っ切れているライカだ(C)KAORI SUGAWARA

9日(月)、東京都練馬区ココネリ・ホールでTribe Tokyo Fight Challenge07が開催され、ライカがソ・ジヨンにRNCで勝利した。

今年4戦目となるライカは2月にDEEP JEWELS、3月と7月にRoad FCでそれぞれ判定勝利を収めている。今回、キャリア初の一本勝ちを収めたライカが感じるMMAファイターとしての成長と、日本での試合の特別さ──とは。


──2月のDEEP JEWELS 以来、8カ月ぶりにホームである日本での試合でしたね。

「いやあ、日本でやると凄く緊張もしますけど、いろんな意味で良いですね。そう言っては韓国の方に悪いんですけど、色んな人に見てもらいたいという願望が強いので、応援団も来てくれる日本で試合をするとモチベーションが違いますよね。その分、緊張もプレッシャーもありますけど、日本のリングが1番気持ち良い。今日は凄く気持ちが良かったです」

──初回は危ないシーンが続きました。

「良いやられっぷりだったんですけど、それがむちゃくちゃ快感に変わって『楽しむんだ。楽しもう!!』と開き直れてからは『自分のやって来たことを全部出そう。絶対諦めない!!』とワクワクしていました。

2Rでは気がついたら上を取れた時には『ここから絶対に逃さない』とこのシチュエーションは練習でもやって来た。自分がやって来た事を信じる。ただそれだけでした」

──ソ・ジヨン選手は何度もTDにトライし、粘り強い選手でした。

「逆に楽しかったです。パンチだけじゃなくて自分も色んな練習をして来たので、彼女が色んなことを仕掛けて来てくれたから、それに対してどこまで対応できるようになっているのか試せました。

押し込まれた時、下になった時、私がヤバい状態の時がいっぱいあったじゃないですか。そこから脱出する練習も色々やって来たので、色んな展開が今日、実戦で味わえました。色んな展開があったので楽しさと同時に『これができた』とか『ここがヤバい』とか、逆に楽しくなってしまいました」

──新たな今後の課題なども見つかりましたか。

01「自分はボクシング出身なので、今日もパンチでボクシングをするつもりでスイッチを入れていましたが、相手の巧さや強さもありボクシングをさせてもらえなかったです。

そういう状況でパンチを思いっきり打っても『練習して来たんだから大丈夫だ。どう言う状況になってもお前は出来る』という風に吉田(善行)トレーナーに言われて来たので、その練習の成果が今日の試合で出ました。

今まで思いっきりパンチで行けなかった自分がいましたが、今日はパンチも怖がらずに打てた。自分の中で一つ前進出来たのかなと思います」

──自分らしさが出せた?

「そうですね。2Rは特にそんな感じでしたね。パンチで効かせて相手にダメージを与え、そこから寝技の展開と言うのは本当に練習通りでした。パウンドを打っている時も気持ちが良かったです(笑)」

<この項、続く>

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