【JBJJF】九州オープン 黒帯ヘビー級で田村ヒビキこと、田村幸成が優勝
【写真】福岡に居を構え、一国一城の主となった田村がヘビー級に出場し優勝を飾った(C)JBJJF
4月30日(日)、鹿児島市の鹿児島アリーナでJBJJF主催の『第9回九州柔術オープントーナメント』が行なわれた。同大会には今年2月にオープンしたばかりのカルペディエム福岡から田村ヒビキこと田村幸成が出場し、アダルト黒帯ヘビー級で優勝。熱戦が繰り広げられた同大会のリポートをお届けする。
Text by Takao Matsui
アダルト黒帯ヘビー級は、カルペディエム福岡から田村幸成が出場して注目を集めた。一回戦、引き込みを狙う生田堅固に対して、トップから右腕の道着を掴み、飛びついて腕十字を極めにいく。これが鮮やかに入り、秒殺一本決着となった。
決勝は、西本健治との対戦。まず、立ち技の展開に組手争いになると、西村が引き込んでスパイダーガードからスイープを狙っていく。対して、田村はベースを作って譲らず、この形が続く。やがて田村はスパイダー外し、片足を跨いでハーフへ。さらにワキを指してニースライスパスでもう一方の足を抜くと、西村が抑え込まれまいと亀の態勢へ。ここで田村はバックを取って両足をフックしてバックマウントを完成させて4ポイントを獲得。そのまま絞め技で一本を奪いにいくが、タイムオーバーとなり、田村が4-0で優勝を決めた。
田村幸成(ヒビキ)
「初戦が早く終わってしまったので、決勝は時間を全部使ってしっかりコントロールして勝つ事を意識して戦いました。福岡に来て自分より大きい選手と練習する機会が減ったので、今回は重点的に取り組んできたフィジカル面を試合で確認できて良かったです。カルペディエム福岡所属として、初めての試合やったのと先を見据えて出場したので優勝が絶対でした。そんな負けるわけにはいかなかった情況だったので、内容は満足してないですが結果を出せて良かったです。何より、九州オープンに出て、九州での柔術熱を感じることもできました。夏頃には田村ヒビキとして、またMMAの試合にも出ていきたいと思っています」
■第9回九州柔術オープントーナメント主なリザルト
【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝 河村作和人(ピースメーカー)
準優勝 石牟禮仁(ねわざワールド桜島)
3位 西本健治(メフォーゼ柔術アカデミー)
3位 生田堅固(トラスト柔術アカデミー)
【アダルト黒帯ヘビー級】
優勝 田村幸成(カルペディエム福岡)
準優勝 西本健治(メフォーゼ柔術アカデミー)
3位 生田堅固(トラスト柔術アカデミー)
【アダルト黒帯ミドル級】
※優勝 石牟禮仁(ねわざワールド桜島)
【アダルト茶帯オープンクラス】
優勝 有川大介(Volcano柔術&MMA)
準優勝 梅田皇輝(ねわざワールド桜島)
3位 岩井英治(ストライプル早稲田柔術アカデミー ヒルマ道場)
【アダルト茶帯ライト級】
※優勝 有川大介(Volcano柔術&MMA)
【アダルト茶帯フェザー級】
優勝 梅田皇輝(ねわざワールド桜島)
準優勝 岩井英治(ストライプル早稲田柔術アカデミー ヒルマ道場)
【アダルト紫帯オープンクラス】
優勝 中山一平(ピースメーカー)
準優勝 古田康一朗(パラエストラなかがわイデDOJO)
3位 渡辺達也(トライフォース博多)
3位 時任陽一郎(タトル)
【アダルト紫帯ヘビー級】
優勝 中山一平(ピースメーカー)
準優勝 乘次秀彦(バッファロー柔術)
【アダルト紫帯ミドル級】
優勝 古田康一朗(パラエストラなかがわイデDOJO)
準優勝 西谷将大(ねわざワールド桜島)
【アダルト紫帯フェザー級】
優勝 後藤秋雄(ねわざワールド東九州)
準優勝 渡辺達也(トライフォース博多)
3位 廣瀬玄典(カルペディエム福岡)
3位 松田広大(トラスト柔術アカデミー鹿児島)
【マスター5黒帯オープンクラス】
優勝 上谷田幸一(ねわざワールド桜島)
準優勝 田中和文(タトル)
【マスター5黒帯ミドル級】
優勝 上谷田幸一(ねわざワールド桜島)
準優勝 田中和文(タトル)
【女子アダルト紫帯オープンクラス】
優勝 左近允梨乙子(パラエストラ北九州)
準優勝 荒川弥加(カルペディエム長崎)
3位 甲斐真由実(ねわざワールド東九州)
3位 松留千紘(ねわざワールド熊本)
【女子アダルト紫帯ライト級】
※優勝 松留千紘(ねわざワールド熊本)
【女子アダルト紫帯ライトフェザー級】
※優勝 荒川弥加(カルペディエム長崎)
※1人トーナメント