【UFC206】カブ・スワンソンと対戦、チェ・ドゥホ<02>「ペティス×ホロウェイ? 勝てない相手じゃない」
【写真】若さと勢いある者の特権、勢いの良い言葉が次々と飛び出すチェ・ドゥホ (C)MMAPLANET
10日(土・現地時間)、カナダはトロントのエアカナダ・センターで開催されるUFC 206「Holloway vs Pettis」。同大会でカブ・スワンソンと対戦するチェ・ドゥホ・インタビュ後編。
Text by Choi Woo-Suk
川尻達也への対戦要求への真意を前編で語ったチェ・ドゥホはカブ・スワンソンと戦うトロント大会のメイン=暫定世界フェザー級王座決定戦マックス・ホロウェイ×アンソニー・ペティス戦に対しても「勝てない相手ではない」と強気の発言。
さらに同じ韓国人の先輩UFCフェザー級ファイター=ジョン・チャンソンの復帰、コナー・マクレガーに関して語った。
<チェ・ドゥホ インタビュー前編はコチラから>
──なるほど。今回は10日の試合ですが、かなり早めに韓国を発つと聞いています(※取材は11月27日(日・同))。
「ハイ、月曜日(11月28日)に韓国を出ます。試合の2週間前の出発ですが、3日にラスベガスでチームMADの同門のキム・ドンヒョンの試合があるので、彼と一緒にまずは米国へ行って現地で練習します。キム・ドンヒョンの試合が終わったら、試合があるカナダのトロントに移動し、そこで最後の調整です。
もう自分の作戦は出来上がっているので、あとはスタミナ作りやコンディションを整えるために無理をしないで試合当日を迎えたいと思います」
──どのように攻略しようと考えていますか。
「いつもと変わらないです。カブ・スワンソンは打撃も多用するので、打ち合いになると思います。もちろん、どんな状況になっても対応できるだけの練習はしてきました」
──同じ韓国人ファイター、コリアンゾンビのUFC復帰も決まりました。韓国国内では新旧対決を望む声も聞かれます。
「気の早い話です(笑)。以前、ジョン・チャンソンさんが同じようなことを聞かれて『タイトル戦なら仕方ないけど、やりたくない』と言っていましたが、私も全く同じ考えです。
もちろん親しい先輩だということもありますが、ジョン・チャンソン選手を一人の対戦相手だと考えると、あんなに気持ちが折れないで、スタミナが十分でしつこい選手と戦うのは大変だからです(笑)。あれだけ戦い辛い要素を持っている選手はランカーのなかにも滅多にいないです」
──確かにその通りですね(笑)。コナー・マクレガーのフェザー級王座返上の流れで、今大会はメインでフェザー級暫定王座決定戦アンソニー・ペティス×マックス・ホロウェイ戦が組まれています。
「コナー・マクレガーはライト級やウェルター級で戦って、あれだけ大きくなっているのでもうフェザー級で戦うことはないでしょう」
──では、なおさらペティス×ホロウェイ戦の結果も気になるのではないですか。
「そこも深く考えていないです。ただし、ペティスはライト級でチャンピオンだったし、あらゆる角度から研究されていると思います。だから、連勝中のホロウェイの方が有利でないかと予想しています。
私がこの対戦の勝者と戦うようなことになったとしても、相手はどちらでも構いません。簡単な相手じゃないですが、勝てない相手でもないので」
──おお、だからこそスワンソン戦が大切になってきますね。
「期待してください。KO勝ちします」
■UFC206対戦カード
<UFC世界フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
アンソニー・ペティス(米国/5位)
マックス・ホロウェイ(米国/2位)
<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国/5位)
マット・ブラウン(米国/14位)
<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国/4位)
チェ・ドゥホ(韓国/11位)
<ミドル級/5分3R>
ティム・ケネディ(米国/10位)
ケルヴィン・ガステラム(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・メイン(カナダ)
エミル・ミーク(ノルウェー)
<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ(ラトビア)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
<フライ級/5分3R>
ザック・マコウスキー(米国/7位)
ダスティン・オーティズ(米国/10位)
<女子ストロー級/5分3R>
ヴァラリー・レターノー(カナダ/9位)
ビビアン・ペレイラ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
ランド・バンナータ(米国)
ジョン・マクデッシ(カナダ)
<ライト級/5分3R>
ルスタン・ハビロフ(ロシア)
ジェイソン・サッゴ(カナダ)
<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー(米国)
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)
<バンタム級/5分3R>
ミッチ・ギャグノン(カナダ)
マット・ロペス(米国)