【UFC ESPN63】41歳スワンソン、最終回にクゥアンティロを右で沈める――これがラストファイトに!?
<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
Def.3R1分36秒 by KO
ビリー・クゥアンティロ(米国)
スワンソンが左に回ると、クゥアンティロが左ハイを見せる。ガードを下げたスワンソンがプレスをかけるも、クゥアンティロが距離を詰めていく。スワンソンは右ロー、右ストレート。左関節蹴りでクゥアンティロの前進を止めにかかる。右ローから右ストレートを当てたスワンソンが、前に出て来るクゥアンティロに対して距離をつくる。スワンソンが右で飛び込むと、クゥアンティロが左ジャブを合わせた。左ハイを放ち、クゥアンティロの右をかわして自身の右ストレートを打ち込む。さらに右カーフを当てるスワンソン。右ストレートをボディに伸ばし、左ストレートを返した。
クゥアンティロも打ち合いに持ち込むが、捌いたスワンソンの右が顔面に突き刺さる。ケージに詰められたクゥアンティロも右ショートを返した。スイッチしながら距離をつくるスワンソンが右カーフを当てる。クゥアンティロも左ジャブ、跳びヒザでスワンソンを下がらせた。スワンソンの左ミドルをキャッチしたクゥアンティロだが、倒すことはできず。スタンドに戻るとスワンソンのパンチが当たる。クゥアンティロが右ローからワンツーを繰り出した。スワンソンのパンチを受けながら、クゥアンティロも打ち返してフラつかせる。ローをもらって下がるスワンソンに追撃をかける。さらにダブルレッグでヒザを着かせて初回を終えた。
2R、クゥアンティロがサウスポーにスイッチしたが、すぐにオーソドックスに戻す。距離を取って一発を繰り出すスワンソンは、被弾数も増えている。足を滑らせながら組み付いたクゥアンティロがドライブ。シングルレッグで組んだが、スワンソンが足を抜いて離れた。打撃戦に戻り、スワンソンのパンチをコツコツと受けたクゥアンティロが下がった。互いにスピードが落ちるなか、クゥアンティロのヒザから右がスワンソンの顔面を捉える。組んだクゥアンティロがスワンソンをケージに押し込み、ヒジと右アッパーでグラつかせた。それでも押し返すスワンソン。下がりながら右クロスを当てる。
クゥアンティロがケージに押し込み、ハイクロッチで組んだ。すぐにスワンソンも足を抜く。クゥアンティロがダブルレッグに切り替え、尻もちを着かせた。立ち上がるスワンソンのバックに回る。正対したスワンソンにパンチとミドルハイを浴びせるクゥアンティロ。打ち合いで両者がフラつくも、これは疲労によるものか。ケージを背負ったスワンソンに、クゥアンティロがダブルレッグで組みついた。スワンソンはスイッチを狙うも、クゥアンティロがトップを奪う。両者がスタンドに戻り、差し合いから打ち合いに臨もうとしたところでラウンド終了のホーンが鳴った。
最終回、ガードを固めたクゥアンティロが右ストレートをボディに突き刺す。左ジャブを突きながら距離を取るスワンソン。左右のパンチは空を切ってしまうが、いきなりの右もヒットする。クゥアンティロがスイッチしながらパンチで攻め立て、シングルレッグでぢライブした。しかしスワンソンは倒れず。離れて打ち合いを展開し、なんと左フックから右ストレートでクゥアンティロのアゴを打ち抜き、マットに沈めた。
見事なKO勝ちを収めたスワンソンは、試合後のインタビューで今後について訊かれると、「妻と相談するが、これがラストファイトになるかもしれない」と答えた。