【UFC ESPN63】身長&リーチ差に苦しむも、マーヴェリックがホースをテイクダウンして4連勝を飾る
<女子フライ級/5分3R>
ミランダ・マーヴェリック(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ジェイミーリン・ホース(カナダ)
ともにサウスポー。マーヴェリックが右サイドキックを突き出す。プレスをかけるホースに対し、マーヴェリックは左ストレートを繰り出した。マーヴェリックのワンツーをかわしたホースはオーソドックスにスイッチ。しかしすぐにサウスポーに戻す。ホースの右インローに左ストレートを合わせたマーヴェリックは、左右上下に動く。ホースの右ローをキャッチしたマーヴェリックがドライブ。ハイクロットで崩しながら左腕を差し上げ、ボディロックで揺さぶる。
ホースは右オーバーフックで耐えるが、ボディロックからダブルレッグで崩されてしまう。さらにシングルレッグで倒しにかかるマーヴェリックに対し、ホースが耐えると会場から歓声が沸き起こる。ヒザを着かされたがホースが、マーヴェリックの側頭部にヒジを突き刺した。足を離さないマーヴェリックは、ローアンクルショットで尻もちを着かされた。即バックテイクを狙うホース。マーヴェリックは立ち上がり、同時に起き上がったホースをケージに押し込み続けた。
2R、ホースはオーソドックスで構える。マーヴェリックが左ストレートを伸ばした。ホースの右ミドルをキャッチしたマーヴェリックは、ドライブからダブルレッグ、ハイクロッチへと切り替えていく。ホースは長い腕を利用して右オーバーフックで耐える。ボディロックで崩すマーヴェリックだが倒せず。会場からはブーイングも聞かれるように。内股を狙ったマーヴェリックのバックに回ったホース。バックコントロールで崩し、腰を上げているマーヴェリックの背中に飛び乗った。
ホースはバックマウントの形を整えてグラウンドへ。パンチで削りながら右腕をマーヴェリックの右腕に回し、RNCで絞め上げる。耐えたマーヴェリックがスクランブルに持ち込み、ホースをシングルレッグで尻もちを着かせた。さらに背中を使えてパスを狙うも、ホースが体を起こす。背中を見せたホースのバックを奪ったマーヴェリック。しかしホースもブリッジでトップに回る。互いにヒジを打ち合うが、ケージ際まで下がるマーヴェリックのバックを奪い、ハイクロッチで組んだ。マーヴェリックは左腕をキムラで抱えるも、ラウンド終了のホーンが鳴る。。
最終回、オーソドックスのホースにマーヴェリックが左ストレートを浴びせる。頭を下げて右ジャブを突くマーヴェリック。やはり身長差、リーチ差があり戦いづらいのは明らかで、なかなか懐に飛びこむことができない。マーヴェリックの左に、ホースが右テンカオを合わせる。マーヴェリックが左ハイで誘うと、距離を詰めてきたホースをボディロックから小外刈りで倒した。
ボトムのホースは後頭部にヒジを突き刺して、レフェリーから注意を受ける。マーヴェリックもパスを狙うが、ホースの長い脚に阻まれてしまう。なおもアタックを続けると、ホースがリバースデラヒーバへ。マーヴェリックの右足を抱えながら、バックも狙う。潰して背中を着けさせたマーヴェリックがトップをキープ。ホースが回転して立ち上がった。スタンドに戻った両者は打ち合いを展開して試合を終えた。
裁定はマーヴェリックがユナニマス判定勝ちで4連勝を飾った。