【UFC ESPN63】大流血戦はTDで優位のロドリゲスがフルマーク判定勝ち。ヌットソンは初黒星を喫す
<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(コロンビア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ヨセフィン・ヌットソン(スウェーデン)
ヌットソンが左ジャブを突く。ロドリゲスは右クロスから左を返し、さらに右をアゴに叩き込んでグラ着かせた。下がるヌットソンを首相撲からテイクダウンへ。尻もちを着いたがすぐに立ち上がったヌットソンに対し、ロドリゲスは右腕を差し上げてケージに押し込む。差し返したヌットソンが体勢を入れ替えた。しかしロドリゲスが差し返す。首相撲の攻防からダブルレッグに移行したロドリゲスが、ヌットソンに背中を着かせた。立ち上がったヌットソンに対し、ロドリゲスは左腕を差し上げていく。右オーバーフックから左に回るヌットソン。しかし足を滑らせてしまった。
距離を取ってからロドリゲスがパンチを振ってからボディロックで組みつき、グラウンドに持ち込んだ--ものの、これはヌットソンの引き込みだったか。ヌットソンがラバーガードから左足をロドリゲスの喉もとに突きつける。フットチョークを耐えたヌットソンがスタンドに戻ると、両者は打ち合いを展開。ケージ中央でボディロックからヌットソンに背中を着かせたロドリゲスだが、下からヒジを受けてしまう。立ち上がるロドリゲスに対し、ヌットソンはマットに背中を着けたまま。その足を捌いてサイドに回ったロドリゲスは、右足を取りに来たヌットソンに右ヒジを落とし続けた。
2R、ヌットソンが左ローを放つ。ロドリゲスはパンチから左ミドル、首相撲からヒザを突き刺す。ロドリゲスの右カーフでヌットソンが下がる。パンチから飛び込んでボディロックからグラウンドに持ち込むロドリゲス。ヌットソンがケージに背中を着けて立ち上がった。離れたロドリゲスに、ヌットソンがパンチから左ハイに繋げる。ロドリゲスの動きに合わせて右前蹴りから右ショート。さらにケージに押し込みながら、離れ際に蹴りを当てていく。しかし距離が近くなると、ロドリゲスに倒されてしまう。
足を利かせるヌットソンの顔面に、ロドリゲスが右ヒジを落とす。ヌットソンのスイープを耐えたロドリゲスが、パスからマウントへ。パンチを落とされる瞬間にヌットソンがTKシザースで返した。スタンドに戻ると両社は、ケージ際の差し合いを展開する。ロドリゲスはダブルレッグ、シングルレッグと崩していくが倒せず。ロドリゲスがヒジの打ち合いで右目じりをカットしたか、大流血が見られる。それでも首相撲からハイクロッチでヌットソンに背中を着かせる。ヌットソンがバックを狙ったところでラウンドが終了した。
両者に出血が見られるなか迎えた最終回。ロドリゲスが右の縦蹴りでけん制する。ヌットソンの手数も減っているが、左前蹴りを突き刺した。バランスを崩したロドリゲスは、一度距離を置いてからダブルレッグで飛び込む。背中を着かされたヌットソンが右腕でギロチンに捕らえるも浅いか。ロドリゲスは右側にパスし、ロドリゲスもハーフに戻す。ヒジとパウンドで削るロドリゲス。左腕を差し上げ、右腕を枕にして再びパスを仕掛ける。マウントに移行したロドリゲスはパウンドを連打していく。ヌットソンはハーフ、ガードと戻した足を上げていくが、ボトムを強いられたまま試合を終えた。
裁定はロドリゲスはフルマークの判定勝ち。ロドリゲスが連敗を脱するとともに、ヌットソンにとってはMMA初黒星となった。