【Bellator153】ベンソン・ヘンダーソン、初戦でいきなりベラトール世界ウエルター級王座挑戦
【写真】ベンソン・ヘンダーソンのベラトール初戦はいきなりの世界ウェルター級選手権試合。アンドレイ・コレシュコフへの挑戦が決まった (C)MMAPLANET&BELLATOR
2日(火・現地時間)、1日(月・同)に元WEC&UFC世界ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンと複数年契約を結んだという発表をしたBellatorが、早くもそのデビュー戦を4月22日(金・同)に世界ウェルター級選手権試合として行うことを発表した。
MMA界に衝撃が走ったベンヘンとの契約発表から一夜が明け、4月22日にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator153でベンヘンがベラトール世界ウェルター級王者アンドレイ・コレシュコフに挑戦することが決まった。
コレシュコフは1990年8月生まれ、25歳のロシア人ファイターでMMA通算成績は18勝1敗。ベラトールでは2012年3月から──ビヨン・レブニー体制下のトーナメント・フォーマット時代にいち早く行ったロシアン旋風の中心として──戦い始めた。
2連勝後にシーズン07ウェルター級トーナメントに参戦し、初戦でジョダーダン・スミス、準決勝でマリウス・ザロムスキー、決勝でライモン・グッドを下し優勝。2013年7月に時の王者ベン・アスクレンに挑戦するもテイクダウンを取られまくりTKO負けを喫した。この試合がキャリア唯一の敗北で、その後はシーズン10ウェルター級トーナメントで優勝し、昨年7月にドゥグラス・リマを破ってウェルター級世界王座を獲得している。
コレシュコフのベースはレスリングということだが、パンクレーションやロシアン徒手格闘技の経験を活かし、MMAでは圧倒的に打撃の強さを見せている。特にヒザ蹴りはアスクレンのダブルレッグにそのタイミングを合わせることができたほどの精度を誇っており、ベンヘンも要注意が必要だ。
いずれにせよ、ベンヘンの獲得により露出が一気に上がった感のあるベラトール。ベンヘン出場とは正反対の路線でもあるが──この勢いを19日(金・同)のテキサス州ヒューストン大会=Bellator149、ケン・シャムロック×ホイス・グレイシー&キンボ・スライス×DADA5000に持続させたいところだろう。