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【Bellator x RIZIN02】ラーキンと再戦、コレシュコフ「ロシア人なら誰でもダゲスタン人のように戦える」

【写真】英語で質疑応答に応じていたコレシュコフ (C)MMAPLANET

30日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「超RIZIN02」。サークルケージのBellatorとスクエアリングのRIZINのファイトを同時に見られる同大会のオープニングバウトでアンドレイ・コレシュコフが、ロレンツ・ラーキンと戦う。

Bellator在籍12年の元ウェルター級世界王者は、3年半前のスプリット判定負けを喫した相手との再戦&日本での初ファイトに何を想うのか──を尋ねた。


──日本での初めてのファイトウィーク、ロシアや米国でのファイトウィークと違いがありますか。

「ほとんど変わりないよ。メディアデーが違うぐらいで、ほぼほぼ米国でのファイトウィークと同じだから、凄く居心地が良いよ」

――「PRIDEを見ていたから、日本で戦いたいと思っていた」と会見で言われていましたが、今大会はBellatorとRIZINのミックスショーでPRIDEルールといっても良いRIZINルールでの試合も行われます。

「もし機会があれば、PRIDE……RIZINルールで戦ってみたい。僕がMMAを始める前にアマチュアで戦っていたアーミー・ハンド・トゥ・ハンド・コンバットは頭部へのプロテクションをつけてはいたけど、サッカーボールキックも許されていた。だから、僕はRIZINルールにアジャストすることは全く問題ない。適した技術を持っているからね。ぜひとも、RIZINルールで戦えるオファーを待っているよ。凄く興味深いことだ」

――ところで前回のロレンツ・ラーキン戦は1Rと3Rを取り、2Rを落としたものの29-28でアンドレイの勝利と思えたのですが、あの判定には不満はなかったですか。

「実際、僕も1Rと3Rと取っていたので勝ったと思った。2Rは取られていたか、イーブンだった。でもジャッジは彼を勝者にした。彼にとって都合の良いジャッジだったんだ。だからこそ、今回は前回のようにならないよう戦わないといけない」

――優れたストライカーのアンドレイが、あの試合ではケージに押し込んでテイクダウン狙いという戦いを続けました。

「彼は僕より大きかった。だからレスリングで勝負して、疲れさせようと思ったんだ。そうすると彼の動きが悪くなるからね」

(C)BELLATOR

――では今回、打撃で勝負しようと気持ちは?

スピニングバックキックで素晴らしいKO勝ちもしていますが。

「もちろん、スピニングバックキックを披露する機会があれば見せたいと思う。ただ相手も当然のようにあの動きを研究して、対策を練ってくるはずだ。だからスピニングバックキックがどれだけ効果的か分からない。とはいえ狙っていることは間違いないよ。その一方で、ラーキンがスピニングバックキックを意識しているからこそ使える打撃もある。

僕は最高のMMAスクールで練習していて、コーチからしっかりと指導を受けているから、あらゆるキック、あらゆるパンチを使うことができる。試合中に彼の動きに合わせて、使うべき技術を使う。僕がどのような打撃を見せるのかは、ラーキン次第。彼がその機会を与えてくれるんだよ」

──なるほど、です。ところでロシアはMMA最強国家の一つです。ただし、最近はスラブ系ロシア人ファイターよりもダゲスタン人ファイターが最強とされています。同じロシア国籍を持つ選手として、ダゲスタン人選手にライバル心を持っていますか。

「ロシアにおいてダゲスタン人ファイターだけがタフなわけじゃない。僕はロシアでもスラブ人の住む地域出身だ。そして、僕らはいつだってダゲスタン人選手と国内で戦ってきた。もちろん、一方的にどちらかが勝つなんてことはない。僕らが勝つこともあるし、彼らが勝つこともある。スラブ人ファイターにはサンボだけでなく、ハンド・トゥ・ハンド・コンバットが根付いていて、さっきも言ったように軍隊の徒手格闘技術が僕のMMAのベースになっている。コーチもハンド・トゥ・ハンド・コンバット出身だ。ロシアのファイターなら、誰だってダゲスタン人選手のように戦えるよ」

──そのスラブ系ロシア人の強さをどのように今回の試合で見せたいですか。

「スペクタキュラーな試合をして、見ている皆に『ワォッ、最高だ』って言ってもらえるようベストを尽くすよ」

■視聴方法(予定)
7月30日(日)
午後2時30分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,スカパー!

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