【DEEP Tokyo Impact2026#01】関鉄矢、復帰2戦目は海飛と激突「期待は裏切らせてもらいます」
【写真】リモート画面の背景はステンドグラスのようにも見える大会ポスター(C)SHOJIRO KAMEIKE
23日(月・祝)、東京都港区ニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2026#01で関鉄矢が海飛と対戦する。
Text by Shojiro Kameike
昨年9月、関は1年3カ月振りの試合で五明宏人に判定勝ちを収めた。「After DEEPフェザー級GP」ともいえるマッチメイクが展開されるなか、その中に飛び込み勝利した形だ。復帰2試合目の対戦相手は、五明と同じくフェザー級GPに出場していた海飛と対戦することに。五明戦前のインタビューで語っていた「新しいスタイル」はどれだけ披露することができたのか。関に前戦の振り返りと、海飛戦で見せるスタイルについて訊いた。
勝つことで、現役寿命を延ばすことができた。これからクオリティを煮詰めていきたい
――まずは昨年9月、1年3カ月振りの実戦について感想を教えてください。
「そうですね……自分がやりたいことをやり切ることができなかったという面はありました」
――これだけのブランクがあると試合感、距離感、ケージの中の雰囲気など以前の感覚を取り戻すのも難しかったのですか。
「もう感覚を戻すのが大変で。試合前の気持ちのつくり方も『あれっ、どうやるんだっけ?』とか分からなくなっていたところもありましたね」
――「やりたいこと」というのは、試合前のインタビューで語っていた「新しいスタイル」かと思います。記事では明言を避けましたが、グラウンドの展開も混ぜたバランスの良いMMAをするということでした。
「その点は少し意識して出すことはできました。でも、まだ自分の理想的な試合はできていないなって思いました」
――もちろん戦っている本人は理想としているレベルがあり、その理想に到達できていない悔しさもあるでしょう。ただ、見ている側にとっては明確に変わろうとしている意識はハッキリと分かったように思います。
「そう思ってもらえていたら嬉しいです。ちょっとずつファイトスタイルを変えていく――自分の得意なところに相手を引きずり込む試合をしたいと思って。次の試合も、それは意識していたいです」
――関選手のスタイルチェンジについては「我慢すること」が重要になると思います。つまり「ここで打ちたい」というタイミングであっても、特に前回は五明選手が相手なだけにカウンターが怖い。だからここで我慢せず打ちに行かず組みに行く、という。
「そういう展開もありました。最後は自分から行っちゃいましたけど、それは自分のスタンドを信じて打ちに行ったんですよ。今までは我慢できずに序盤から行っちゃう時もありましたね。五明戦については2Rめにテイクダウンを混ぜながら、だいぶ削るほうにシフトできなのかなって思います」
――五明戦では互いに組んでテイクダウンやバックテイクを狙う場面もありました。今までの試合であれば、あの展開なら立ち上がっていましたか。
「そうですね、はい(笑)」
――それは試合中、セコンドからも指示が飛んでいたのですね。
「混ぜていけ、混ぜていけ――試合中はずっとそういう声が出ていました」
――1、2Rの内容次第で最終回の展開を変えることは多々あると思います。そんななかで「やりたいことをやり切ることができなかった」というのは、試合全体のことですか。それとも3Rだけの話でしょうか。
「クオリティの話ですね。それは自分の中で。大枠ではできていましたけど、細かい技術的な面で自分が出し切れていなかった。たとえばスタンドで押し込まれている時はケージを背負わず、ひっくり返して自分から攻めていかないといけなかったです。そこで休んでしまい、相手に時間を使わせることになって。自分が攻めていかないと削れないでしょ、というのは試合後に反省しました。
でも1年3カ月振りに試合をして、クオリティはどうあれ少しは自分のプランどおりに動けていたことは自信になっています。試合中も何となく取り戻してきている感じはありましたし、相手のクセとかも分かるようになってきて」
――関選手のプロデビューは2013年。そこから10年以上を経て新たにスタイルを変えようとし、また変えられることも重要だと思います。
「五明戦は今まで勢いだけで戦っていた自分を変えなきゃいけないと思って臨んだ試合でもあって、『ここで変われなかったら――』と思っていました」
――えっ!? それは変われなければ一線を退く可能性もあったということですか。
「はい、その可能性はありました。あまり周りには言っていなかったけど、奥さんには『今回ダメだったら、もう続けられないかもしれない』とは言っていましたね。だから勝つことで、現役寿命を延ばすことができたのかなと思っています。これからクオリティを煮詰めていきたいです」
相手に何もさせない、自分が常にプレッシャーをかけて圧倒する。そして勝ち切る、フィニッシュする
――そして今回、海飛戦が決まりました。五明戦前のインタビューでは「オファーが来た時に『そういうことだよな』って思いました」と言っていましたが……。
「期待されていること、求められているのは五明戦と同じで。それは打ち合いなんだろうなって思います。でも申し訳ないけど、その期待は裏切らせてもらいます。アハハハ」
――せっかくスタイルを変えてきているわけですからね。
「これがもう引退を考えているのであれば、今までの戦い方を貫き通しているかもしれません。でも自分はまだMMAを続けていきたい。そのためのファイトスタイルを確立したい。だから今までどおりの戦い方じゃダメなんだと思っています」
――対する海飛選手もあくまで打撃がベースという、バランスの良いMMAファイターです。それゆえに関選手にとっても新しいスタイルを確立していくうえで、良いマッチメイクではないでしょうか。
「自分もそう思います。本当に打撃ベースのバランス型で、結構キレイに戦いたいのかなっていう印象はあります。ただ前回の試合もそうでしたけど、一発当てて相手が効いたところを見逃さない。そこでまとめてくる火力もあるファイターですよね。基本的には落ち着いていて、どちらかといえば攻めて来るより、しっかり見て来るイメージはあります」
――確かに海飛選手はKOだけでなく、競り勝つことができる印象も強いです。
「どちらかといえば五明選手はカウンターが強くて、自分もそこは警戒していました。海飛選手は攻めと守りを変えてくるというか。待ちの時もあるけど、それだけじゃない。試合中のテンポが同じではないので、そのあたりは自分も対応しないといけない。だから相手にテンポをつくらせず、自分から行かないといけないと思っています」
――これまでスタンドでは自分から攻めていくことが多かった関選手です。新たにMMAとして様々な要素を混ぜながら、自分から試合をつくっていくことについては?
「すでに練習では出来ている感覚があるので、それをそのまま試合で出したいです。前回から変わってきている自分をさらに煮詰めて、今回の試合で披露したいですね。それこそ相手に何もさせない、自分が常にプレッシャーをかけて圧倒する。そして勝ち切る、フィニッシュすることが自分のプランです。ぜひ試合を見てください。宜しくお願いします!」
■DEEP Tokyo Impact2026#01 対戦カード
<フェザー級/5分3R>
海飛(日本)
関鉄矢(日本)
<ライト級/5分3R>
神田コウヤ(日本)
山田聖真(日本)
<フェザー級/5分3R>
三井俊希(日本)
黒井海成(日本)
<55キロ契約/5分2R>
中務修良(日本)
火の鳥(日本)
<バンタム級/5分2R>
諏訪部哲平(日本)
黒岡裕真(日本)
<フライ級/5分2R>
御代川敏志(日本)
吉田悠太郎(日本)
<バンタム級/5分2R>
坂野周平(日本)
石坂空志(日本)
<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
武利侑都(日本)
<ライト級/5分2R>
ウラケン(日本)
山崎弥十朗(日本)
<フライ級/5分2R>
平井聡一朗(日本)
石井涼馬(日本)
<バンタム級/5分2R>
西山亮翔(日本)
小林よしずみ(日本)
<アマチュア バンタム級/3分2R>
小笠原孝成(日本)
須山豪(日本)
<アマチュア フライ級/3分2R>
菊間瑛太(日本)
今野蓮弥(日本)
<アマチュア ストロー級/3分2R>
Michael北見(日本)
加藤翔奏(日本)
















