この星の格闘技を追いかける

【PFL2024#06】コレシュコフが右ストレート&パウンドで追い込み、ゴイチのプレーオフ進出を阻む

【写真】コレシュコフのパウンドは削るというより確実にダメージを与えていた(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)
Def.3-0:29-27.29-27.29-28.
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)

サウスポーのゴイチに対してコレシュコフが左手を伸ばす。ゴイチは左ハイからスイッチし、右カーフを当ててサウスポーに戻す。ゴイチが右ミドルをキャッチすると、コレシュコフの右ストレートがゴイチの顔面を捉えた。ダウンしたゴイチはすぐに立ち上がる。右ジャブから展開をつくり、ボディロックで組みついたゴイチがバックコントロールへ。右足を差し入れてポジションをキープするゴイチに対し、場内からはブーイングが飛ぶ。

ゴイチは差し入れる足を左足に切り替え、コレシュコフを崩していく。一瞬バックマウントで乗りかけたが、ここはコレシュコフが耐える。するとゴイチは引き倒してグラウンドに持ち込んだ。四の字フックで固めるゴイチの顔面に、コレシュコフがパンチを当てていく。ゴイチはリストコントロールでコレシュコフのパンチを止めつつ、自身もパンチで削りながら腕を首に回す。コレシュコフが体を起こしたところで右腕を回したゴイチは、絞め上げるもアゴの上で極まらず。そのままケージに背中を着けて、パンチで削り続けた。

2R、コレシュコフが右カーフから左ジャブに繋げる。ゴイチも左ジャブを返す。しかし至近距離の打ち合いはコレシュコフに分があるか。右スーパーマンパンチを当てたコレシュコフが、さらに首相撲からヒザを突き上げた。離れたゴイチだが、すぐに至近距離に戻る。

コレシュコフは右アッパーでダウンを奪うと、トップから抑えてパウンドと鉄槌の連打を浴びせる。かなりのパンチを食らったゴイチだが、コレシュコフの連打が収まると下から抱え込む。しかし体を起こしたコレシュコフが、またも右の強打を振り落としていく。ゴイチは潜りからケージキックも使い、スイープを試みるも返せず。ケージに頭を向けたゴイチにパウンドを浴びせていった。

最終回、コレシュコフが距離を詰める。右ストレートから右ヒザに繋げるコレシュコフが、さらに右ストレートを放つ。これをかわしたゴイチがボディロックからグラウンドに持ち込むも、コレシュコフがスクランブルから立ち上がった。スタンドに戻ると、打撃戦ではやはりコレシュコフが攻勢に。左ジャブでゴイチのアゴを跳ね上げると、右スピニングバックキックも見せる。

ここでゴイチが前に出て、コレシュコフにケージを背負わせると、ダブルレッグでテイクダウンに成功した。ハーフガードのコレシュコフを抑え込むゴイチは、パスしてマウントを奪取。しかしコレシュコフのディフェンスも固い。コレシュコフのブリッジに合わせて、ゴイチは右腕に十字を仕掛けたが、腕を抜いたコレシュコフのパウンド連打を浴びて試合終了となった。

裁定はユナニマスでコレシュコフの勝利に。この結果、両者とも計3pで終わりプレーオフ進出には至らなかった。


PR
PR

関連記事

Movie