【PFL2024#06】カイズリエフがバルゾラに判定勝利して16連勝。勝ち点を6に伸ばす
【写真】テイクダウン主体、打撃ではリスクを背負わない。盤石のカイズリエフだ(C)PFL
<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
バルゾラがジャブを見せながら細かくステップする。カイズリエフはそこにワンツーを見せて右の三日月蹴り、スピニングバックキックも繰り出す。さらにカイズリエフはジャブ、右フック、右カーフと手数を増やし、飛び込んでの左フックを当てる。バルゾラもジャブと右ストレートを返し、バックステップしながら左フックを狙う。
パンチから右ハイキックにつなげるバルゾラ。カイズリエフはジャブを伸ばして関節蹴りと右カーフ。バルゾラはジャブ・左フックを打ち返す。カイズリエフはパンチから足をかけるようなテイクダウンを狙い、距離が離れるとジャブを突く。バルゾラは変わらずジャブ・左フックを見せ、カイズリエフは右のボディストレート。終盤、バルゾラが立て続けに右ストレートを放ち、ダブルレッグでテイクダウンを狙う。切ったカイズリエフは右ローを連続で蹴る。
2R、カイズリエフがプレッシャーをかけて左ハイキック。バルゾラが距離を詰めてくるところに右ストレートを打ち下ろす。バルゾラも右ハイキックを蹴って、パンチで前に出ていこうとするが、カイズリエフはジャブと右カーフを当てる。徐々にカイズリエフが前に出る時間が長くなり、バルゾラのジャブに右をかぶせ、右のヒザ蹴りから右ストレート、右カーフを当てる。
カイズリエフは右ヒザから右ストレート、テイクダウンも仕掛ける。完全にペースをつかんだカイズリエフはジャブと右カーフ、バルゾラの前進に右のカウンターを合わせつつ、バルゾラのダブルレッグを切って、そのままバックにつく。スタンドでバックコントロールしながらバルゾラの足にヒザ蹴りを入れ、バルゾラが正対すると無理せず離れた。ラウンド開始前、左目尻をカットしたバルゾラにドクターチェックが入る。
3R、カイズリエフは右カーフを蹴って、右ストレートを打ち下ろす。右の前蹴りを当ると、ダブルレッグでテイクダウンを奪い、腰をコントロールしてトップキープする。そのままバックへ回り、立ち上がるバルゾラをケージに押し込む。バルゾラが正対すると、カイズリエフは自ら離れた。試合が打撃戦になるとカイズリエフはジャブを細かく当て、パンチで前に出ていくバルゾラをバックステップでかわす。
カイズリエフはシングルレッグに入り、バルゾラをケージまで押し込むとダブルレッグに切り替えてテイクダウンに成功する。バルゾラが背中を見せて立ち上がると、カイズリエフは深追いしない。必死にパンチで前に出ていくバルゾラ。右アッパーと左フックを当て、カイズリエフのダブルレッグを切ってギロチンを狙うが極まらない。カイズリエフは無理にフィニッシュは狙わずに試合終了を迎える。試合はカイズリエフが判定勝利し、3Pを獲得。勝ち点を6に伸ばすと共に無敗記録を16とした。