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【PFL2024#06】意外にも寝技勝負に出たマッジは、ネイマンに0-3で敗退も暫定トップをキープ

【写真】極められなかったマッジが敗れるも勝利——というPFLフォーマット(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ドン・マッジ(南アフリカ)

サウスポーのマッジに対し、ネイマンが右ミドルを蹴る。シングルレッグに出たネイマンが、ケージ中央でテイクダウンを決める。マッジが外ヒールを狙うが、すぐにリリースし立ち上がろうとする。ネイマンがバックを伺うと、自ら背中をつけて下になったマッジはXガードからスイープを仕掛け、スタンドに戻る。打撃の間合いでネイマンのシングルを切り、クリンチにもヒザを入れたマッジは、ケージに押し込まれても顔を刈ってシングルを防ぐ。

左腕を差してボディロックのネイマンだが、テイクダウンは奪えない。離れたマッジは右フックを入れる。ネイマンもジャブからシングル、即アンクルピックで倒してバックへ。ここも引き込むように下になったマッジは、Xガードへのエントリーを潰され抑えられる。さらに足を抜きに掛かったネイマンは、一旦立ち上がってパンチを落とす。マッジはXガードからヒールに移行すると、ネイマンがヒザ十字に取り──時間となった。

2R、右を振って前に出るネイマンが、ジャブを伸ばす。マッジは右オーバーハンドを被弾するが、左ストレートを打ち返す。前に出るマッジが左ボディを決める。ネイマンはここもシングルレッグへ。ギロチンのマッジは、頭を抜かれるとパスの圧にバタフライガードを取る。ネイマンは左足を抜き、ハーフからレッスルアップ狙いを重いポスチャーで防ぐ。ディープハーフのマッジは後方回転から、バックライドへ。ネイマンは背中を譲らず、足を抜く。ここでマッジは立ち上がって上を取り、リバーサル。殴るマッジに足関をエントリーできなかったネイマンは、鉄槌を落とされた。

最終回、左ストレートを伸ばし前に出たマッジは、右ジャブから左を決める。フィニッシュが欲しいネイマンが、クリンチへ。ヒザ蹴りから小外掛けを決めたネイマンだが、直前のヒザが急所に入っていたとブレイクが掛かり、試合はスタンドへ戻される。パンチの交換のなかでネイマンがダブルレッグから直接サイドで抑える。

反転してシングルに出たマッジに対し、潰したネイマンがバックを狙う。このタイミングでガードを取ったマッジはクローズドガードへ。潜るマッジに鉄槌、あるいは掌底を落とすネイマンだが、またもマッジは足関を仕掛ける。簡単に捌いたネイマンは、直後にシングルレッグにも対応し、スクランブルでバックへ。マッジはここでも自ら背中をつけると、バタフライガードへ。パスを許さないマッジは下のままでタイムアップを迎え、0-3で判定負けに。

ネイマンの庭というべきグラウンドに簡単になり、そこでグレイシーに決めさせなかったマッジは6Pのままで暫定1位をキープ。ネイマンは3Pで、プレイオフ進出は厳しい暫定4位となった。


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