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【PFL2024#06】ボクシング&壁レスで優位のカマカ3世が判定勝ちで6Pに。カルバーリョは2敗で、終幕

【写真】カマカが右で何度もカルバーリョの動きを止めていた(C)PFL

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

序盤、様子見のなかにも倒す意志が感じられる打撃戦のなかで、カマカが右を伸ばす。右ローから左の蹴りを見せようとしたカルバーリョは、そのローに右を合わさせる。蹴り足を掴むシーンもあったカマカだが、組みにはいかない。カルバーリョは首相撲にボディを打ちは、離れてからは蹴りからパンチのコンビを狙う。カマカのテンカオは距離が合わず、右ミドルハイを繰り出す。リードアッパーから右と鋭いコンビを見せたカマカはボディから顔面という連係を近距離で効果的に使う。

カルバーリョは左ミドルを決めたが、右を2発被弾する。残り10秒を切り、ボディから顔面──そしてミドルを入れたカマカが初回をリードした。

2R、ジャブから前に出るカルバーリョだが、そこにカマカが右を当てていく。カルバーリョはガードの上からハイを蹴るも、直後にカマカがワンツーを打ち返し、右を入れて組みへ。バックに回ったカマカは後方からヒザをワキ腹や太腿に入れる。シングルレッグで浮かしたカマカは、足をフックできずカルバーリョが離れる。

ここで蹴りに右を合わせたカマカが、右ボディを決める。カルバーリョも左と蹴りのコンビを見せ、左ミドルを決める。カマカは右ミドルを返すが、右を被弾する。首相撲もケージに押し込まれたカマカが、体を入れ替えてバックコントロールへ。正対したカルバーリョのギロチンは不完全で、ここも背中に回ったカマカが後方から殴って時間を迎えた。

最終回、ミドルを蹴りあった両者、カマカが右ストレートをヒットさせる。さらにカルバーリョのパンチ後に左フックを入れ、ミドルを効かせる。動きが落ちたカルバーリョはジャブを被弾し、果敢に拳を振るいシングルレッグへ。切ったカマカは、続くレベルチェンジでバックを許す。前方に崩しつつ、正対したカルバーリョはここでダブルレッグを切られ逆にバックを取られてしまう、

カマカはスイッチを察知するが、離れたカルバーリョが初めてダブルレッグで尻もちをつかせる。半身から立ち上がったカマカは、ギロチンの頭を抜いて離れて右フックを入れる。カルバーリョは左ローに右を当てる。バランスを崩したカマカは、ガードを取ってタイムアップまで下になった。

3-0 の判定勝ちを手にしたカマカは2勝0敗の6Pで暫定3位に。カルバーリョは2敗で敗退が確定した。


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