【UFN70】足を使いつつ、逃さない決め時。ラーキンがボンジニビョに殴り勝つ
<ウェルター級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
Def.2R3分07秒by TKO
サンチアゴ・ポンジニビョ(アルゼンチン)
左右のステップから左ミドル、左ジャブを見せるラーキンがプレッシャーを強める。ローで体がよれたポンジニビョは左フックを出すが、ハンドスピードはラーキンの方が上だ。ポンジニビョの前進に左ジャブを入れたラーキンはケージを背負いながら、素早く踏み込んで右ローを蹴り込む。スイッチを織り交ぜ、打撃戦を支配するラーキンだったが、ポンジニビョの前進に真っ直ぐ下がり組まれてケージに押し込まれてしまう。残り40秒になって離れるとラーキンがロー、ポンジニビョのハイをキャッチし、最後に右アッパーを狙ったところで初回が終わった。
2R、後ろ回し蹴りを見せたラーキンはケージの周囲を回りながら、左ハイから右ストレート。ポンジニビョも左フックを返すが、ラーキンが前に出るとそのプレッシャーで下がってしまう。ケージを背負ったポンジニビョ、互いに後ろ回し蹴りを狙うという珍しいシーンの直後にラーキンが自ら左フックを入れてバランスを崩す。ロー&左ジャブを被弾しながら前に出続けるポンジニビョは、ラーキンの右アッパーに左を合わせる。
試合の流れが変わるかと思いきや、ラーキンがここで一気にラッシュをかける。右エルボーから右ストレート、さらに左フックを打ち込んでポンジニビョがダウン。腹ばいになるポンジニビョにパンチを集中させ、バックからフックを集中させるラーキン。今や問題視しても良いようなハーブ・ディーンの遅いストップがようやく掛かり、ラーキンがTKO勝ちを決めた。