【UFN70】TUFブラジル・ウィナーが、TUF優勝者を圧倒し最後はRNC極める
<ミドル級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール(ブラジル)
Def.3R4分37秒by RNC
エディ・ゴードン(米国)
TUFシーズン19ウィナーのゴードンと、TUFブラジル03ウィナーのジュニオールの対戦。左ジャブを伸ばすゴードン、左ハイを放ったジュニオール。組み合いになるとゴードンがジュニオールをケージに押し込む。いなして離れたジュニオールが、直後にダブルレッグでテイクダウンに成功。ハーフから抑えるジュニオールはゴードンの起き上がり際にギロチンを掛けるも、すぐに頭を抜かれる。それでもヒザ蹴りを連続するジュニオールは小内刈りでテイクダウンを狙っていく。
ケージを背にして耐えたゴードン、2度、3度と体を入れながら試合が進むと、残り1分でジュニオールがトップを奪取。ゴードンがケージにもたれかかるとパンチと、ボディへのヒザを集中させたジュニオールが初回を取った。
2R、ガードの上から左ハイを蹴り込んだジュニオール。左ジャブから右ストレートを伸ばすなど、ジュニオールが試合を優勢に進める。再び右ストレートを打ち込まれたゴードンは、左ジャブも受けて攻撃に転じることができない。ジュニオールは左ミドルを蹴り込むも、ゴードンが組んでケージに押し込む。テイクダウンは難しいとみるや離れたゴードンが左ジャブを伸ばす。それでもリーチに優るジュニオールが左ジャブから右ストレート、動きが落ちたゴードンをダブルレッグ&インサイドトリップでテイクダウンする。左ワキを差して、左のパウンドを連打するジュニオールが、最後に足関節を狙ったところで2Rが終了した。
最終回、重い右ローを入れたジュニオールは、ゴードンの左フックをスウェイでかわす。ダブルレッグはゴードンに押し返されたが、時間が過ぎれば御の字だ。ジュニオールが距離を取るとゴードンは明らかに集中力を失っており、直後にテイクダウンからバックマウントを許す。ジュニオールがRNCを仕掛け、懸命に凌ぐゴードンだが時間ばかりが過ぎて勝ち目がなくなっていく。と、残り30秒で一気に試合を決めにいったジュニオールがゲイブルクラッチでRNCを極め切り、ゴードンからタップを奪った。