【UFC180】ベルトラン、ヴェラの追い上げを振り切り判定勝利
<バンタム級/5分3R>
マルコ・ベルトラン(メキシコ)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
ジャブを伸ばして前に出るヴェラ。パンチからハイキックにつなげると、ベルトランも前蹴りとハイキックを蹴ってヴェラをケージに押し込む。ヴェラはベルトランの脇をくぐって、バックを狙いつつ、ベルトランが正対しようとしたところでフロントチョークを狙う。これは極まらずガードポジションになるヴェラだが、果敢に三角絞めを仕掛ける。ベルトランはそれをディフェンスしながらヒジを落とし、サイドポジションをうかがう。
残り1分、ヴェラが三角絞めを狙い、ベルトランが距離をとったところでヴェラが身体を起こし、逆にトップポジションを奪う。立ち上がったヴェラがボディへのカカト落としを見せるが、これがローブローとなり、レフェリーが注意を与える。最後はブレイクでスタンドで試合が再開し、ラウンド終了となった。
2R、ヴェラが豪快なテイクダウン。ベルトランのギロチンを外すと、ハーフガードから足を抜いて一気にマウントポジションへ。ベルトランの動きに合わせてバックに移行すると、そこからRNCを狙う。何度もヴェラが腕を深く入れるが、ベルトランも必死にはがして正対。インサイドガードに戻すことに成功する。立ち上がったベルトランは、ヴェラのヒールホールドを抜きながらマウントポジションを奪うと、身体を起こしてフルスイングでヒジを落とす。
3R、サウスポーに構えたヴェラが左ミドルと右のサイドキック。ベルトランも右ミドルを蹴って、距離を潰してヒザ蹴りを突き上げる。左ストレートとバックキックを繰り出すヴェラ。ベルトランも勢いのある打撃でケージに押し込み、ヴェラがヒザ蹴りでバランスを崩したところに合わせてトップポジションを奪う。下になったヴェラだが三角絞めを狙いつつ、ベルトランの脇を差して立ち上がる。
スタンドではヴェラがベルトランを首相撲に捉えてヒザ蹴り。ベルトランのシングルレッグを押しつぶしてトップポジションを奪うとパンチを落とす。何とか立ち上がりたいベルトランだがヴェラはしっかりトップキープして、脇を差して身体を起こそうとするベルトランにダースチョークを狙う。最後はベルトランがトップキープしたまま試合終了のブザー。判定はジャッジ3名とも29‐28でベルトランを支持した。