【UFN262】積極的なヴェラとの間合いを詰めたエイマン・ザハビがスプリット判定勝ち。オマリーを指名!!
<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
ザハビが左右に回り、ヴェラが左ハイを蹴る。左ローを蹴ったザハビはサークリングを続け、右ミドルへ。前に出るヴェラは前蹴り、さらに左ハイを蹴っていく。左アウトローを蹴ったザハビはオーソ基調のスイッチ、ヴェラはサウスポーからオーソが増えてくる。ワンツーで前に出たザハビは、ケージの中を取るようになっている。ヴェラはケージを背負って右ミドルから左を被弾。さらに左を伸ばしたザハビは、左フックから右ローを蹴られるが下がらず、ケージにヴェラを追い込む。
サークルアウトで間合いを取り直したヴェラが左エルボー。ザハビは左ジャブを伸ばし、右エルボーを狙ったが空を切った。それでもヴェラはケージを背負う展開が増え、蹴り足をキャッチされ左フックを打たれる。序盤と中盤以降、位置取りが変わりザハビがリードした。
2R、左の薬指を負傷したように見えるヴェラは左ハイ。最初は中を取っているが、左ジャブを被弾する。左で殴るヴェラはヒザ蹴りをキャッチして姿勢を乱させると、細かいパンチを纏める。ワンツーのザハビは、跳びヒザをかわして右ミドルを蹴る。ヴェラは左ジャブでダウンを奪うと、ザハビの立ち上がり際にバックに。
胸を合わされたタイミングで離れたヴェラが、左に回るザハビを追いかける。ヴェラはワンツーからの左ボディショットを決める。手が出なくなり、防御に徹するザハビは足使って間合いを外し我慢の時間帯に。とジャブから右を強振するザハビは、ダメージを回復したか。左右のパンチを強振し、腹を殴ったザハビはボディにヒザを突き刺しワンツー。ミドルをガードすると、左オーバーハンドへ。ここで時間となり、両者がオクタゴン中央でにらみ合った。
イーブンで迎えた最終回。ザハビの右ハイをヴェラがガードする。右に回るザハビが右ミドル。ヴェラがサウスポーにスイッチすると左回りに。スピニングバックフィストからの左をしっかりと見たヴェラは、左ミドルから距離を詰めて首相撲――もすぐに離れる。前に出たザハビが左フック、ヒザを狙う。試合がオクタゴン中央に戻ると、ヴェラが左フックを当てる。ザハビはインロー、右アッパーを狙いテンカオへ。
ヴェラの左フックにも、右を返したザハビ。ヴェラは左ミドルから圧を掛ける。ザハビはインローを2つ入れ、ヴェラがヒザを狙う。前に出たザハビ、回って外したヴェラがワンツー&ロー。ザハビは右を当て、蹴りを捌いてジャブを伸ばす。最後の10秒は中央で歌いとなりタイムアップ。グータッチを無視したヴェラだったが、互いに肩車されると笑顔で健闘を称えあった。
結果、ジャッジの裁定は割れてザハビが凱歌が挙がる。「僕は初回と最終回が取れた。このレベルになると、全てを出し切らないと勝てない。バランスを崩す場面もあったけど、すぐに次の展開に備えている。僕はUFCの一員でいることが嬉しい。次はショーン・オマリーと戦いたい」と勝者は話した。