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【VT : R ZERO】ROMANがVale Tudo大会=Vale Tudo Resurgence ZEROを開催。メネギン×松本に要注目!!

【写真】バーリトゥードだからといって、バイオレントになるとは限らない。制限が少ないファイトの技術を楽しみたい(C)MMAPLANET

27日(木)、ROMANより12月13日(土)に無観客配信大会として実施されるVale Tudo Resurgence ZERO(VT:R ZERO)の対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

道着MMAという分野を開拓するROMANにとって、VE:R ZEROはバーリトゥード復権= Resurgenceをテーマとしたスピンオフ的な大会という位置づけだという。


とはいえ昨年10月のROMAN01では、バーリトゥードがメインだった。この時は素手&時間無制限の74.8キロ契約で渡慶次幸平がウィル・チョープから115秒でTKO勝ちを収めているが、今回発表されたVale Tudo=ROMAルールマッチは30分1Rという時間制限が設定されている。

そんな30分の何でも有りマッチは、82キロ契約で山田崇太郎×カイ・チー、フェザー級でエリック・メネギン×松本大輔、フライ級で柴田宏太×杉本寛樹、無差別級で藪英平×石川健太郎の4試合が本日のリリースで明らかとなった。

なかでも注目はZSTで活躍し、ROMANで道着MMAのレギュラーといっても過言でない松本と、柔術から道着MMA、そしてバーリトゥードに挑むメネギンの対戦か。

60キロでも戦えるメネギンが、打撃への馴れと部分で経験の違いは明らかな松本に対し、どのようなグラップリングを見せるのか。またグローブ着用は許されているが、掴まれることも合法というROMAルールで、両者が素手で戦うのか。それともMMAグローブを着用するのか。あるいは一方の選手だけがグローブを装着するというケースも認められているのか。その辺りも非常に気になる。

ROMAルールにおけるグローブ着用は、掴まれたりひっかけられて利用されることは自己責任とされている。つまりは、自身も自らのグローブを掴んで良いことになる。殴る際に拳を防御するために利き手にMMAグローブをはめ、もう一方の手は素手で、絞めやボディロックでグリップを握る際に素手の方の指でグローブをひっかける。そんなMMAではありえない使い方も、このルールでは可能にある。

10フィンガーギロチンならぬ10フィンガーRNCなど、グローブに指をひっかけることで、これまでのMMAで見られたことのない技が見られるかもしれない。これこそ、まさにROMANだ。

閑話休題。この他グラップラーであり、MMAファイターである山田と対戦するカイ・チーは、マレーシア人ファイターでキックやムエタイ、散打、ラウェイという立ち技に加え、MMAの経験もある。とはいえONEで1勝2敗、過去11年でフィリピンのURCC、中国のWKG、韓国のNEO Fight、豪州のHEX FS、台湾のWOTDCで実に8連敗中だ。マレーシアの清水俊一といっても過言でない、流離ファイターがラウェイの経験を生かして、素手&頭突きをいかに使うかが見ものだ。

また、ROMANでは大浦マイケの対戦相手を募集している。

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