【Special】ニッポンを強くする!! 2026年も絶対に見たい、2025年に来日した15人のファイター達―01―
【写真】第一弾の5人はオトゴンバートル、タン・フォン、トリンダーデ、パク・ジョンジュン、ラファエル・リベイロの5選手(C)MMAPLANET
日本人選手が強くなるためには国際戦、外国人ファイターとの試合経験は欠かせない。ただし、国内の格闘技興行ではコストの関係もあり海外から選手を招聘することは当然ではなくなって久しい。それでもプロモーションとファイターの「強さ」への想いが一致し、日本国内での国際戦が2025年も組まれてきた。
Text by Nakamura Takumi & Manabu Takashima
正直、以前のように来日ファイターもビッグネームではないケースが多い。それゆえに彼らも日本人を喰って、ステップアップを目指すハングリーさを持つ。2025年に、異国での勝利を成功への足掛かりにしようと来日した外国人ファイターのなかから、2026年も「絶対に見たい」選手を15選手選出。5選手ずつ紹介したい。
※紹介順位は無作為。継続参戦率が高いRIZINのファイターは含まれていないです。
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)

Otgonbaatar Boldbaatar
年齢)23歳
階級)フライ級
戦績)6勝0敗(2KO,3Sub)
2025年来日大会)Gladiator
「レスリングでモンゴル・ユース選手権を3度制し、ジュニア・アジア選手権で優勝。2022年9月にジャダンバ・ナラントンガラグの下でMMAの練習を始めると、2カ後にIMMAFアジア大会ジュニアの部フライ級準優勝という結果を残した。2023年はコンバットサンボのモンゴル選手権で3位、GAMMAアジア選手権を制し、満を持して2024年1月にMGL-1FCでデビュー。3月にGLADIATORで初来日し、昨年1月まで日本国内で4連勝、グラジのフライ級王座に就く。
レスリング出身とは思えないほど打撃の技術力が高く、ルーキー離れしたパフォーマンスを見せていたが、出場資格=戦績6戦に届かずRoad to UFCに出場できなかった。あくまでも目標はUFCのオトゴンバートルは、6月に母国で初キックを戦いKO勝ちすると、ONEのオファーを固辞。さらに『UFCで勝つためにより強い相手と戦いたい』とグラジのベルトを返上し、11月にMGL-1FCフライ級王座を獲得した。現時点でRoad to UFC出場は確定しておらず、ぜひとも日本のトップ・フライ級ファイターとの対戦が見てみたい――モンゴルMMA界の未来だ」
タン・フォン(中国)

Tang Feng
年齢)22歳
階級)KNOCK OUTスーパーフェザー級(※60キロ)
戦績)MMA戦績2勝1敗(1KO)、UNLIMITED戦績3勝0敗(3KO)
2025年来日大会)KNOCK OUT
「昨年11月に無制限打撃バトル=UNLIMITEDの60キロ・トーナメントで初来日し、12月30日の準決勝及び決勝までの3試合を51秒、94秒、20秒と3試合連続の秒殺KOで優勝。レスリング、古典摔跤という組み技がベースながらキックとムエタイではベルトを巻くタン・フォンは、UNLMITEDでは何も攻撃を受けていないという圧倒的な強さを見せ続けた。
トーナメント・ウィナーとしてUNLIMITEDスーパーフェザー級チャンピオンの倉本一真への挑戦権を獲得しているが、本人はフェザー級王者のカルロス・モタのベルトにも興味を持っている模様だ。これまで打撃とパワフルなスラム技を披露しているが『相手の力の方向を察知し、弧を描くような軌道で攻撃を誘導・無効化する』という中国武術特有の卸力(シェリー)の理念がMMAに生きると断言。相手の力にいかに向き合うのかを2026年のノクタゴンで確認したい」
ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)
Miguel Trindade
年齢)25歳
階級)フェザー級(※65キロ)
戦績)20勝4敗(13KO)
2025年来日大会)RISE
「2024年3月に初来日し、RISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズをKOして一躍注目を集める。同年12月のGLORY×RISE-65キロ世界トーナメントでは、一回戦で日本のエース・原口健飛をKO、準決勝でコリンズを返り討ちにし、決勝進出を果たした。このトーナメント決勝、そして2025年6月のGLORYフェザー級タイトルマッチではペットパノムルンに連敗しているものの、それ以外のファイターたちには軒並み勝利しており、65キロ世界ナンバー2の地位を確立している。
あくまでファイトスタイル的にペットパノムルンと相性が良くないだけで、回転力のある連打とスピードは間違いなく世界トップ。派手なKOやエキサイティングな試合展開という意味では、日本のファンにも受け入れられやすいスタイルだ」
パク・ジョンジュン(韓国)
Jong Jun Park
年齢)22歳
階級)フェザー級
戦績)3勝1敗(1KO)
2025年来日大会)修斗、Bloom FC
「Black Combatのジム対抗戦=Champions Leagueで2024年6月にプロMMAデビューした名門MMA STORY所属のファイター。プロ戦績1勝1敗で、昨年5月にプロ修斗=SUSTAIN興行に初来日を果たすと、修斗期待の宇藤彰貴からテイクダウンを奪い、パウンドアウトでアップセットを起こした。この勝利で修斗のランカー(2025年12月時点で世界フェザー級6位)になるも、11月には福岡ベースのBLOOM FCに参戦し、柿原昇太と対戦し判定勝ちを収めている。
サウスポーの構えから、やや浮き気味になるところをしっかりと抑えて左ミドルを蹴り、テイクダウンにつなげる。アグレッシブに地味な攻防で詰めていくパク・ジョンジュン。しっかりと結果を残しているだけに、早々の3度目の来日が実現することを期待したい」
ラファエル・リベイロ(ブラジル)

Rafael Ribeiro
年齢)28歳
階級)フライ級
戦績)9勝4敗(2KO, 4Sub)
2025年来日大会)パンクラス
「パンクラスではラファエル・リベイロの名で戦っているが、ブラジルMMA界ではハファエル・モントーロの名が通っている。漫画とアニメ好き、ヴァンダレイ・シウバ、ホドリゴ・ミノタウロ、ジョルジ・マカコという日本で戦ってきた選手に憧れを抱き、パンクラスで名前を挙げるファイター人生を選択した。
ブラジルでの柔術の指導者が日本に住んでいた時に、ボンサイで柔術を学んでいた関係で、日本でのファイト前には磐田や浜松で調整をしているという。2024年7月のパンクラス初戦では濱田巧にスプリット判定負けを喫したものの2025年は眞藤源太と山崎蒼空をフィニッシュし2連勝、現フライ級KOP濱田へのリベンジを誓う。アグレッシブ&パワフル、そして技術力のある彼のような選手を国内で戦えるのは貴重な経験になるはずだ」
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