この星の格闘技を追いかける

【Special】ニッポンを強くする!! 2026年も絶対に見たい、2025年に来日した15人のファイター達―02―

【写真】第二弾の5人はユリアン、サタントン、マヨッキ、オルニド、オタベクの5選手です(C)MMAPLANET

日本人選手が強くなるためには国際戦、外国人ファイターとの試合経験は欠かせない。ただし、国内の格闘技興行ではコストの関係もあり海外から選手を招聘することは当然ではなくなって久しい。それでもプロモーションとファイターの「強さ」への想いが一致し、日本国内での国際戦が2025年も組まれてきた。
Text by Nakamura Takumi & Manabu Takashima

正直、以前のように来日ファイターもビッグネームではないケースが多い。それゆえに彼らも日本人を喰って、ステップアップを目指すハングリーさを持つ。2025年に、異国での勝利を成功への足掛かりにしようと来日した外国人ファイターのなかから、2026年も「絶対に見たい」選手を15選手選出。5選手ずつ紹介したい。

※紹介順位は無作為。継続参戦率が高いRIZINのファイターは含まれていないです。

ユリアン・ポズドニアコフ(ウクライナ)


Yulian Pozdniakov
年齢)23歳
階級)KNOCK OUTウェルター級(※67.5キロ)
戦績)17勝4敗(6KO)
2025年来日大会)KNOCK OUT
「タイのシッソンピーノンジムを拠点にしているウクライナ人ファイター。ウクライナ国内でアマチュアキック王者となり、プロではWKUの欧州タイトルも獲得した。2025年4月、KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・中島玲の対戦相手としてノンタイトル戦で招聘されると、大方の予想を覆して中島に判定勝利。6月にはKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王者の漁鬼からも勝利を収める。

そして年末のビッグショー=KO CLIMAX2025で中島の持つタイトルに挑戦する形で再戦すると、開始直後から中島を攻め込みボディへの蹴りでKO勝ちを収め、第3代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者となった。攻撃力はもちろんパンチ、蹴り、ヒザ…と技のバランスもよく、ムエタイスタイル=REDルールへの適応力もあるため、2026年はBLACK・REDの両ルールでの活躍を期待したい」


サタントン・チョー.ハーパヤック(タイ)

(C)SHOOTBOXING

Satangthong Chor Hapayak
年齢)19歳
階級)WMCスーパーフェザー級(58.97キロ)
戦績)――
2025年来日大会)Shootboxing
「ラジャダムナンスタジアムとプロムエタイ協会でベルトを巻き、ONE Friday Fightsでも活躍する驚異の19歳。2025年10月にSBに初参戦し、11月のS-cup世界フェザー級(58キロ)トーナメントでは第3位に輝いた。トラディショナルなムエタイルールはもちろん、ONE FFでのMMAグローブ着用のムエタイルール、投げありのSBルールに合わせて戦い方を変えることが出来る万能型ストライカー。

S-cupの一回戦ではKNOCK OUT-BLACK王者の古木誠也に首投げを決めてシュートポイントを獲得している。SBルールでも強いムエタイ戦士としてはもちろん、他のルールで戦う姿も見たいファイターだ」

カイル・マヨッキ(豪州)


Kyle Mayocchi 
年齢)21歳
階級)フェザー級
戦績)5勝0敗(2KO,2Sub)
2025年来日大会)TTFC

「人口8000人のイニスフェールという村で育ち、弟とブラジリアン柔術を10歳の時から始める。ボクシング、ムエタイと練習の幅を広げ、ニュージーランドの名門シティ・キックボクシングにリアリティTVショーで奨学金を得て入門。スカラーシップ期間が過ぎても、所属ファイターとしてファイトキャンプを行っている。

柔術ベースのグラップラーながら、蹴りも含め打撃戦も問題ない。昨年9月にTTFCに来日すると、64キロ契約で石井逸人と対戦。ジャブ&ローで間合いを掴み、回転の速い打撃から右ストレートでダウンを奪いパウンドアウトした。接近戦打撃ができるからこそ、組みでも強みを見せることができる。UFCで多くの選手が活躍するオーストララジアンMMAファイターにあって現在進行形のマヨッキ。フェザーでもバンタムでも再来日を望む」

ジョン・オルニド(フィリピン)


John Ornido
年齢)22歳
階級)バンタム級
戦績)6勝2敗(4KO,1Sub)
2025年来日大会)Breakthrough Combat
「2022年にGLADIATORのタレントリレーションとして活動を開始した長谷川賢が訪れたマニラで、発掘したファイター。2023年1月にグラジに初来日すると、笹晋久と対戦し予想以上の強さを見せていたが、アクシデント的な急所蹴りで一発反則負けに。その後、フライ級に転向し引退という話が伝わっていた。

実際は前所属ジムの指導者と決裂し、締め出しを食らっていたオルニドはフィリピン柔術界の重鎮ジェリー・レガスピ、世田谷生まれの元UFCファイター=マーク・ストリーグルに合流。昨年5月に再来日を果たし、熊崎夏暉を相手にウェルラウンダーとして成長を見せ判定勝ちを収めた。10月のLemino修斗沖縄大会で野瀬翔平の対戦相手候補に挙げられていたが、負傷のリカバリー中で実現せず。大学も卒業しフルタイムMMAファイターとして飛躍の時をまさに迎えようとしているだけに、3度目の来日が実現してほしいところだ」

オタベク・ラジャポフ(タジキスタン)


Otabek Rajabov
年齢)23歳
階級)フェザー級
戦績)5勝0敗(2KO,2Sub)
2025年来日大会)パンクラス
「中央アジアの後発MMA国家=タジキスタンも今は昔。タジキスタンMMA連盟の発足し、アマファイターへの強力な援助を始めると、一気にIMMAFのトップ5に。そんな情勢を背景にオタベクもアマで18勝1敗の戦績を残し、2023年でIMMAFバンタム級世界王者に輝いた。

それでも母国ではプロMMAが認められておらず、連盟が興したマネージメント=DOROBの後押しを受けパンクラス、ロシアでプロキャリアを積み始める。パンクラスでは3試合連続フィニッシュ勝利中で、栁川唯人の持つフェザー級のベルトに挑むのは時間の問題だろう。荒々しさが強いにリンクしており、まだまだ伸びしろが多いことがオタベクの強みといえる」

<ニッポンを強くする!! 2026年も絶対に見たい、2025年に来日した15人のファイター達―01―はコチラから>

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